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赤毛のアンに関するレポート

次のレポートは前記事のK先生(私にとってもマシュウカスバートさん)87歳の「アンに関するレポート」です。写真は作者モンゴメリー by ウイキぺディア赤毛のアンに関するレポート_c0155326_23374985.jpg
1、この小説は作者はカナダ人のL.M.Montgomery(1874~1942)

2、この小説はアンの人間的な成長にそって描かれている数冊に及ぶ連作になっており、第1巻は連作を代表する次の署名のものである。
「赤毛のアン」 原名 Anne of Green Gables

3、第1巻から第5巻までは、村岡花子氏の和訳があり、新潮文庫に納められていて、それぞれに、次のような書名と案内文が添えられている。

赤毛のアン・・大きな駅にソバカスだらけの顔、おしゃべりが大好きな赤毛のアンが、夢のように美しいグリーン・ゲイブルスで過ごした少女時代の物語

アンの青春・・小学校の新任教師として忙しい16歳の秋から物語が始まり、少女からおとなの女性へと成長していくアンの多感な日々が展開される。

アンの愛情・・楽しい学窓の日々も、激しく苦しく心が揺れる夜もあったーーーーーーーーー
あこがれの大学で学ぶアンが真実の愛情に目覚めていく過程を映し出す。

アンの友達・・15年も恋人のもとに通いながら、求婚の言葉を口に出来ないルドヴィックなど、アンをめぐる素朴な人々が主人公の心温まる作品。

アンの幸福・・サマーサイド中学校長として赴任したアンを迎える人々の敵意ーーーー生来のユーモアと忍耐で苦境を乗り越えていく個性豊かなアンの姿を描く。

以上は村岡花子氏翻訳になるモンゴメリ原作であるが、そのほかに次の2著が新潮文庫の中に収められている。

ジュニア版 赤毛のアン ・・夢のように美しいカナダの村に、突然現れた赤毛のアンが引き起こす数々の物語。アンの世界への入門書。(中村妙子訳)

赤毛のアンの世界 ・・世界中の女の子たちの腹心の友「赤毛のアン」を生んだモンゴメリの私生活と、美しい島の風景、記念の品々の写真がいっぱい。(M・ギレン著 中村妙子訳)

以上のようあ心暖まる名作を生んだカナダの風土が、あなたの随筆「こだわりの街にて」の後半で、美しく押さえた形で描かれている。新年早々このような同人誌をいただけてありがとうございました。敬具


以上ほぼK先生のお手紙を載せました。

もちろん私は採点をするどころか・・私のよく読んでいなかった本のあることも知ってびっくりし、さっそくお返事を書こうとしていたのです。

しかしそのときにはK先生は既にこの世の方ではありませんでした。
この手紙を書かれ、奥様に見せられてから意気揚々とこ自身で投函されたそうです。

私に届きまたその感想を聞くことを楽しみにされながら・・

お元気ですごされたこの世の最期の夜に、先生のお気持ちが遠く未知のカナダのプリンスエドワード島に飛んでいたとしたら・・それはとてもメルフェンティックでお幸せだったのではないか・・私は後日そう思い、奥様とお話したのでした。

                                                    

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by akageno-ann | 2008-12-22 00:04 | Trackback | Comments(10)

Commented by ka-chan-anone at 2008-12-22 21:57
CHILです。
最期の日の夜に心が遠いカナダの未知の地へ飛んだ・・・
ロマンチックで素敵な最期の夜だと思います(^^)

昔の私は「赤毛のアン」が一番好きでしたが、
恋愛期には「アンの愛情」
仕事を始めた頃は「アンの青春」
家族を持った今は・・・とどの巻も、その時々の私にピッタリの小説です♪
Commented by akageno-ann at 2008-12-22 22:02
CHILちゃん、私もまた「アンの夢の家」「炉辺荘のアン」が好きなんです。
アンの主婦として母としての生き方に感動してました。
Commented by crystal_sky3 at 2008-12-23 09:46
赤毛のアンシリーズをまた読みたくなりました。
annさんがおっしゃる通り、きっとK先生の心は天国に経たれたと同時に
プリンスエドワード島に飛ばれたんじゃないでしょうか。
そうあって欲しいな・・・と心から思います。
Commented by さりすけ at 2008-12-23 16:07 x
アンねえさん、このK先生はなんという悠々とした素晴らしい方でしょう。この感想文、またはレポートとでもいいましょうか、を読んだだけでK先生の少し少年のような生き生きとしたいたずらっぽい部分や、誠意のあるところや、とても努力家であられたであろうこと、そして何よりとても愛情にみちた方であったことを感じます。出会いも別れも特別でしたね。姉さん、特別な思い出をわかちあってくださりありがとう。
Commented at 2008-12-23 16:36
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Commented by ann at 2008-12-23 22:56 x
クリスタルさん、私もまたちょっと眼鏡をかけて読み始めました。
原文のものも持っているのですが・・ちょっと大変そうです・・汗 笑
きっとK先生幸せにあちらに逝かれたと思います。
Commented by ann at 2008-12-23 22:57 x
さりちゃん、少年のよう・・本当にそうなんです。
いつもお話しているとお年を感じさせないというだけでなく
少年のような好奇心を持っていらっしゃいました。
こちらこそ読んでいただいて共感をありがとう!
書かせてもらえてよかった・・と思えています。
Commented at 2008-12-24 00:30
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by daikanyamamaria at 2008-12-24 09:52
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  Merry Christmas。。.☆*
     Joy and Peace to You。.☆*:.。.☆*† 



         maria。。☆*:.。.☆*†
Commented at 2008-12-25 17:44 x
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