アンのように生きる・・・(老育)

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かけがえのない日本の片隅からの発信をライフワークとして、今は老いていくにも楽しい時間を作り出すことを考えています。

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ラフマニノフに寄せて 辻井氏と佐渡氏

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昨日のこの写真をもう一度載せたのは、この日私は新しい発見があった。
毎日ラフマニノフのピアノコンチェルト第二番を聞いていたが、今日はそのCDをケースにしまおうとして、もう一枚DVDがあるのに気づいた・・
そうこのケースの大きさからいえばそれは当然なのに、私は懲りだすとほかのことに目が行かないことがあるので、1週間気づかぬままでいた。

その時の私の心の躍動感といったらなかった。

このコンチェルトを昨年の5月ベルリンでベルリン交響楽団と収録している風景があるというのだ。

佐渡裕氏はこの時にこの曲のあり方を辻井氏にしっかりと指導している様子が垣間見られる。
ピアノを弾いいている中にも「その上の音をしっかり、ぼやけないで・・」と佐渡氏が言えば、辻井氏はすぐに反応する。
8分♪音符の表現力やダイナミックさを言葉と体に触れることで教えている。

そして構成は見事で、練習から本番へ楽章ごとにうまく映像と音楽をつなげるのだ。

あの高名なベルリン交響楽団の団員が辻井氏を見つめる目、その感動と温かさを感じる目が印象的でもあった。

特に三楽章は辻井氏はおそらくこの楽曲だけからイメージするものが私などよりずっと深いものがあることを音と表情で表していた。

一音一音を弾く事で作曲者の思いが通じてくるのだろう。

ピアノパートだけの練習から終末へとオーケストラとの競演になると 決して引けをとらないダイナミックなピアノの音との協和が感じられて感動がず~~っと長く続く。

そしてその演奏の終演後に楽団員が皆惜しみない拍手を辻井氏に送るのだ。

「素晴らしい。よくやったね。」という風に。

そして佐渡氏との抱擁でその映像は終わる。

その時の二人のまるで親子のような親しい写真がジャケットになっているのだ。

なんと暖かな、素晴らしいCDだろうか・・

佐渡氏の意図するところをくまなく受け入れて競演しようとする姿、そこまでに育っている20歳の若者

ハンデキャップなど感じられなかった。

人間はすごい生き物だと、私ももっと頑張らないといけないと思わされた。

ラフマニノフも若い時の作品だというから、この若き才能豊かな辻井氏の演奏をまた天上で祝福しているとつくづくと感じた。

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ふと昨年知人宅に聳えるように花開いた皇帝ダリアを思い出した。

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Commented by flyrobin at 2009-06-20 06:24
DVDに気付いた時のannさんの喜びが手にとるように理解できます♪
私、annさんのおかげで辻井氏のファンになりましたよ~。
帰国の折にはCD買うつもりです。
DVDも観た後に、心がホッと温かくなりそうですね。
どうぞ良い週末をお過ごしください!
Commented by ann at 2009-06-20 23:24 x
ロビンさん、是非にこのCD/DVDを聞いていただきたく思いました。
DVDは大変短いです。でも何度も見てしまっています。
外国でもそのまま販売しているのではないかしら?と思うのですが・・
Commented by babyskinkobo at 2009-06-21 10:31
彼のニュースがしばらく毎日TVで伝えられてましたね♪
私も感動しました。 まだ一度もフル演奏を聴いてないので、是非聴いてみたいです。 桃子は、このニュースを見て、彼の演奏に釘付けになりました。 そして、私が彼が目が見えないことを教えると、号泣したんです。 かわいそうだと思う気持ちと、そのすごさに3歳児は言葉で表現することはできないけど、魂で感じたのだと思います。 私も、桃子の涙を見て、涙があふれてしまいました。 人間ってすばらしいナ☆*
音楽ってすばらしいナ☆*
Commented by まーすぃ at 2009-06-21 15:11 x
久しぶりに。。。感極まって涙がこぼれました。。。アン姉さんの心のこもった文章の一つ一つが心に届きました。。。

私も彼のニュースを聞いてから、素晴らしいなあと思い、これからもこの素晴らしい才能を秘めた青年の将来を見守りたい、追って行きたい思いでいます。そして日本に帰国したらCDを手に入れたいです。

障害。。。とは、障害という言葉を作りだし、人をふるいにかけ枠組みの中にはめてみる、社会の中にあって、定義されるものであって。。。人と違った自分のコンディションを障害と思うかどうか。。。それは、人それぞれの自分の捉え方.

目に見える表面上が、人と同じで、健常者と呼ばれる事があっても、心が病んでいる人もいます。

そういう意味では。。。この辻井氏は、5体満足と言われている多くの人よりも、さらに、深い、内容の濃い生き方をしていて、それが、彼の心から湧き出て、喜びも悲しみも、音楽にぶつけて、ピアノという生涯の友に出会い、達成感のあるこの笑顔と、そして、将来を見つめる、希望に溢れる目をされているのだと。。。そう思えてなりません。。。
Commented by akageno-ann at 2009-06-21 20:37
桃子ちゃんのママへ・・素敵なお話をありがとう。三歳の桃子ちゃんのその反応こそが本当に優しい思いなのだと思うのです。素晴らしいピアノを奏でる人が目が不自由であるという事実を率直に捉えているのですね。
三歳の純粋さで聞くと彼の音は余計に素晴らしく耳に響くのだとも想像できるのです。
私のこの二つ前にyoutubeでフル演奏がいくつかありますので是非お嬢さんと聞いてほしいと思ってしまいました。
Commented by akageno-ann at 2009-06-21 20:44
まーちゃん、共感をありがとう!一緒にこの人の演奏を聞きたいですね私は梯さんの演奏をかなり若いときから知っているので、盲目の方の演奏というもののすばらしさと困難さとを垣間見ていました。
梯さんはなおを病状の問題で大きくなって手術を乗り越えながら尚も頑張っていらっしゃるので、また別の感動があります。
命をかけてピアノを奏でているという感動が・・
しかしこの辻井さんの演奏を聞いたとき、彼は障害というより、こういうふうに神から与えられた人生を素直に喜んで進んでいる、という風にさえ感じたのです。
だからどんな困難も彼は健康に立ち向かっていくのではないか・・そしてそれを大きな喜びに変えて私たちに幸せを運んでくれる、と感じたのです。人間は与えられた使命がやはりあって、もしそれに気づけたらそのことに邁進できたら本人が幸せになれるのだ、とも・・素晴らしい感想をありがとう!
by akageno-ann | 2009-06-20 00:20 | エッセ- | Trackback | Comments(6)