アンのように生きる・・・(老育)

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かけがえのない日本の片隅からの発信をライフワークとして、今は老いていくにも楽しい時間を作り出すことを考えています。

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2010年 07月 26日 ( 1 )

自信と誇り

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父のことを描かせていただいて、恐縮なのですが、80歳まで頑張った彼をここで敢えてクローズアップしてみたのは、娘である私が最近ものすごく親に対して傲慢になっていることに気づいてしまったからです。

そのことが特に舅に対して強くて、5年前の自分の心と随分と違ってしまっていることも再認識しました。
ここでもう一度、もう少し殊勝な心を取り戻したいと思っています。

人は皆同じように年をとるのですが、どういうわけかその取り方が違います。

穏やかに朽ちていくか、ある日パタッと倒れてそのまま旅立てればいいのだが・・とは我が父の心情です。
「それは困る・・」と言いつつも 最近は、父が思うようになればいいのだろうな・・と思うようになりました。

と、なると そういう父と今しばらく もっと頻繁に触れ合っておきたいし、おかねばならないと感じました。

不思議なことに舅とは30年の付き合いのせいか、我が父よりもその習性がわかっているのです。

舅の食べること、体調、機嫌のよしあし・・・・

だから最近そんなに心を振り回されることはなくなっていました。

逆に我が父のことはその習性を知らないことが多くなりました。

母の作った料理をみていると、随分小皿の数が多いと感じ、その理由は味が混ざるのが嫌なのだそうです。

大根おろしの上にシラスがかかっているのは嫌で別皿だったり、うるめ(干物)の焦がし方に至るまでこんなにうるさいのか・・と思うほど 母が拘っています。

母は父に従属している・・と思っていた自分の若い頃と違い、今は母もかなり頑固に父を管理しているのです。

先日の講習の最後に ある参加者から
『障害のある人とのふれあいの中で心穏やかになれないことがかなりありますが・・』という意見に父は

『私はこんな風に偉そうなことを申してますが、家庭では誠に自分勝手で家族に迷惑をかけています。
特に家内は私の機嫌に振り回されていたのです。
ですから今は私が家内の気持ちに少し振り回されるようにしています。
障害者の方とのふれあいもこちらが辛いときはいろいろな形でそれを伝えることも必要なんですね。
無理して我慢するのは やはりご本人に限界がきてしまいますから、充分に気をつけてください。』

これは、母に対する父の懺悔と感謝なのだと思いました。012.gif

物静かだった母は、最近びっくりするほど自己主張するようになりました。

家族と話し出したら止まらないので、私は少しその会話を制してしまうことがあるくらいです。

しかし父は結構気長に相手している。そのバランスはこの夫婦ならではのバランスだと思いました。

父は今、自分の人生のまとめを自ら行っているようです。

できる限り時間をかけてもらうことにして、その間に私自身の軌道もしっかり修正しておきたいと思うのです。

講習会の最後に父は皆さんに向けて一番申し上げたいこと・・としてこう結びました。

『皆さんのそれぞれにやってこられたことに自信を持って、そしてどうかそのことに誇りをもってください。』

それは、今の私には

自信を持ち、誇りの持てるような行動をしなくては・・という思いにつながりました。

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そしてこの年までこうして生きてきたことには少し自信を持とう・・と思いました。*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚ *:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚

上の布絵はブログで出会えた クラフト作家 ak-joifulさんが小夏をモデルに作製してくださったものです。
あまりに感動して、皆さんにもご紹介したくてここに先ず置かせていただきます。
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僕も頑張ってます・・とD君が言っているように しっかりと鴨のダミーをくわえてもどってきています!

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by akageno-ann | 2010-07-26 21:34 | エッセ- | Trackback | Comments(15)