アンのように生きる・・・(老育)

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かけがえのない日本の片隅からの発信をライフワークとして、今は老いていくにも楽しい時間を作り出すことを考えています。

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カテゴリ:エッセ-( 408 )

送別会

友人が遠く外国に赴任が決まって、またしばらく会えなくなるので3人の静かな送別会をした。
インド時代に共に過ごした私たちはそれから20年を過ぎても出会い、とデリーでの暮らしについてそれぞれの記憶の中に楽しい話を有している。
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その日は昼間だけれどワインバーで会うことにしていたので、いつも車で行く坂道を徒歩で下った。
この道も紫陽花街道と名づけたいほど咲き誇る。
そして車では一瞬で通り過ぎる道端にたくさんのタチアオイの花が美しく咲いているではないか・・
思わずカメラを向ける・・電車の時間を気にしながらも撮らずにはいられなかった。
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道端に自生しているにはあまりに清楚で美しい白い花に感動した。
ジューンブライドと名前をつけたいほど。
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誰かが人知れず植えたこの花は強くて、こうして自然に増えたのだという。
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この色が多いいが15分ほどの道のりにたくさんの花と出会う。
満開・・
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友人のハレの門出をここから祝いたい気持ちで歩いた。

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by akageno-ann | 2009-06-08 10:02 | エッセ- | Trackback | Comments(7)

紫陽花を追って

この季節はおもいがけなく紫陽花の花の多いこの土地いる楽しさを感じます。

昨日は亡き母の墓前に父の手術の成功を願いに行こうと、小夏を連れ出そうとしましたら、ふられてしまって、珍しく一人でカメラ片手に出かけました。

その墓の菩提寺に紫陽花が大変多いからです。

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寺の石垣に咲く花が見事です。色合いの変化が素敵でした。
その石垣に沿って歩いてみますと、日ごろは通れないと想っていた裏道が続いていてずっと紫陽花が植えられていました。
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人知れず咲き誇る紫陽花に心を奪われました。
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観音様も静かに佇んでいらっしゃいました。
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ここは雨乞い伝説のある龍の寺といわれていますが立派な紫陽花寺でした。
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一人で歩いてカメラを・・というのも照れるもので・・小夏の存在をあり難く想いました。
でも今日も彼女は散歩拒否です・・雨の為に・・
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by akageno-ann | 2009-06-05 17:59 | エッセ- | Trackback | Comments(8)
どんなに心が不安で大変な一日であっても、明日はまた新しい日が待っていてくれるのだから、不安をそのままにせず、楽しい食卓を囲んで、少しワインもいただいて、夜を閉じていくようにしようと想いました。

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あまり凝ることもせず、冷蔵庫の素材をなんとか使いきろうと、帆立とカジキ鮪を大蒜でソテーにしたり、薄塩で網焼きにしたりと・・それだけの食卓ですが、それぞれに気に入りのワイングラスで敢えて赤ワインにしました。
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昨日父の枕元に生のお花はいけないので、私の好きな恋する花屋さん
より、ネットで頼んでこのプリザーブドフラワーが届いたのです。
そしてなんとそのお店の店長cacaoponさんがこのブログをよく読んでくださっていて、「アンのように生きる」の最終回の記念にと、このかわいい手作りの小夏のフエルト人形を入れてくださったのです。
大感激!

不安な夜を随分と和らげてくれました。

その夜はサンルームに幌をつけました。ロンドンのテイタイムのmaribabaさん
がオーストリアンドレープのカーテンを拝見して刺激をうけ通信教育として助言していただき、今回はこんな簡便なものになってしまいましたがでも雰囲気はいつも目指そうとしています。今回は主人作です。

私が最近とんとミシンを出さないので・・業を煮やした感じですが・・まずまずの雰囲気でここは収まりました。
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皆さんのお心に感謝をこめて・・・

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by akageno-ann | 2009-06-04 10:03 | エッセ- | Trackback | Comments(14)

ターシャに学ぶ

昨年亡くなられた、絵本作家で園芸家のアメリカのターシャ チューダーさんの本を
朝日の中で読みました。
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「思うとおりに歩めばいいのよ」メディアファクトリー刊

偶然本屋でこのタイトルを見つけたときにそのまま手にして買いました。

病院などでの待ち時間にこの本の言葉はとても励みになるのです。

「現代人は忙しすぎます。
夕方、ポーチのロッキングチェアに座って、
カモミールティでも飲みながら、
つぐみが澄んだ声で鳴くのに耳を傾けてごらんなさい。
毎日の生活がもっとたのしくなりますよ。」

彼女のこの言葉に出会ったときに一つも無駄な時間はないとさえ感じられました。

義父がカテーテルの検査の為に待たされる時間さえも病棟の動きが時間と共に様々な変化を見せrるのを興味深く見たりできました。

看護士さんたちのやさしい声掛けを学んだり、手際のよさをみたり、そして業者に寄る細やかな掃除の仕方をみたり、長い時間はそうやってすぎるのですね。

無事に済んだ検査結果はまたじっくりと考えねばなりませんが、義父は元気におりましたので、安心してそこを離れました。

ターシャさんはいうのです。なんでも自分でやっていかなくては生きていてもたのしくない、と。

おそらく父もそう思っていることでしょう。

父に残る人生を少しでも自分で生きているという実感を持ってもらえたら、と考えています。

そして医師もそういってくれました。

そのための努力がこれから必要なようです。

今朝はスズメバチが飛んできて、怖いのですが、でもその姿にふとカメラを向けてしましました。

うちの庭の梅の木を訪れていました。

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by akageno-ann | 2009-06-02 11:37 | エッセ- | Trackback | Comments(4)

かえる

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明け方モリアオガエルの声がした。

「帰ってきた」

夫はそういって、サンルームに白いテーブルを運んでその声に耳を傾ける。

3年ほど前に学校のプールに産みつけられたモリアオの卵が孵って
その子たちの何匹かを引き取って育てている。
その時に逃げてしまったものがいて心配していたが
どうやら庭に一匹、生息しているらしい。

モリアオの鳴き声はとても清清しく透明感があって、朝な夕な楽しませてもらえそうだ。

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この水場は夫が作ったもの。
そこにいるらしい、まだ姿は見せない。
声がするのはオスである。

帰ってきた、その言葉はふと義母がもどっているようにも思えて不思議な思いがした。

とても母に見守られたい。義父は今病院にいる。

「母さんが死んでから32年、こんなに長生きできるとは思わなかった。」

義父の今日の言葉に私は何かとても深いものを感じた。

32年、この私とここで過ごした。
母が見守っていなくてはとても無理だったと思って、

雨だったので今日やっと義母の墓前に花を手向けた。

「どうか私たちの幸せを見守ってください・・・」

ちょっと陳腐なその言葉を今日は真面目に呟いた。

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by akageno-ann | 2009-05-31 21:52 | エッセ- | Trackback | Comments(10)

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結婚ということを意識しはじめると自分の住んでいる場所から心が離れる時期がある。

都心に程近い場所に住んでいた自分は郊外の自然に急に目を向け始め、

まるでそこが自分にとってあたかも神聖な場所であるかのように感じたのを思い出した。

そして義母となる人の急逝によってより一層その意識が高まった。

同じ頃、かなり年上の人からの求愛を受けていたが、その義母の存在は私の心を決定的なものにしたようだ。

亡くなって尚、その大きなエネルギーを発する人だった、いえ、亡くなった故にというべきかもしれない。

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この地に住んだのは、結婚後1年を他所の場所で過ごしてからだった。

3月末のその日、引越し荷物を収めた夕刻に初めてこの家の周りの掃き掃除をしたようだ。

ようだ、というのはそれから2年して、ある女性から声をかけられた。

「貴方と同じ日にここへ引っ越してきたのです。やっとお会いできましたね。」

美しいそしてやさしいその人とこの地でのお付き合いがはじまった。

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今日もまだ雨・・・・


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by akageno-ann | 2009-05-31 07:47 | エッセ- | Trackback | Comments(2)

ほほえみかける

花が微笑むという感じを今朝は掴みました。

雨はまだ降り続いていますのに、木漏れ日も感じられて5月の明け方の雨は優しいです。

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義母が好きだったという紫陽花を我が家は一度たやしてしまって、今また育てています。
小さいけれどまた花がついています。

これからは紫陽花が楽しみな朝の散歩です。
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寺への山道はこうして紫陽花の道になっています。

義父との暮らしは三十年になります。
義母は銀婚式を終えてすぐに亡くなりました。

私に二度あって、「この家にいらしていただけますか?」そういい遺して
8日後に突然亡くなりました。心筋梗塞でした。

それから3年して、私はここへ嫁いできました。

今朝も睡蓮を撮りながら、

「お父さんとお母さんよりも長くおつきあいしちゃいました。」

そう語りかけたら、母はちょっと微笑んだように思いました。

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追記に

イギリスから世界に美味しい物 楽しいことを発信している、
とっても可愛い妹のようないっちゃんがこのブログを紹介してくださいました。
照れつつもとても励まされました。
ありがとう!


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by akageno-ann | 2009-05-30 07:58 | エッセ- | Trackback | Comments(5)

あるメッセージ

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子供たちが公園から蹴り上げたボールが昨日は雨にまみれて泥んこになって沼に残されている。
その向こうの小高い場所にある寺の墓地に義母が眠っている。
ちょうどここを見下ろすように。

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雨なので、今日の開花は遅いが、静かに開きかけているように感じた。

今日は義母の月命日 彼女と入れ替わるようにこの地に住んで、30年
今母の年になった。

まだ開発途上だったこの住宅地はすっかり洗練され、尚年輪を重ねている。

母はここで今も見守ってくれているように感じられた。

人が土地を選んで住み始め、その地に根付くまでには相当な時間が必要なのかもしれない。

私はこの地がいつの間にか好きになっていた。

古い家を改装しつつ暮らしている。

5年前に隣人がふるさとに転居する折に家を譲り受け、その家を別荘のように使っている。

その家がきたときも、私は義母からのプレゼントのように思えた。

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小さな庭に好きな花を育て、サンルームを取り付けて寛ぎの場を増やした。
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今年はここにミニトマトを栽培している。
いつの間にか大きくなっているトマトも愛らしい!

そして今日、SMAPの草彅剛さんも復帰・・
再出発の日に相応しい日なのかもしれない、と思った。

睡蓮の花を見ると 母のメッセージを聞き取れるように思う。

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by akageno-ann | 2009-05-29 08:11 | エッセ- | Trackback | Comments(12)
私のライフワークのタイトルです。

この日本は今少し迷走しています。

いや瞑想しているのかもしれない。

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毎朝空を見上げて、こんな日本の片隅からも日本の未来への繁栄を願っています。

ときどき恋愛小説を試みながら私の小説風エッセーを書かせていただこうと思います。

これまでの「アンのように生きる」も本当に声援をありがとうございました。

また楽しんでいただけたら嬉しいです。

これからもこのブログをどうぞよろしく!
by akageno-ann | 2009-05-28 20:59 | エッセ- | Trackback | Comments(7)
いつも「アンのように生きる」をお読みいただいて本当にありがとうございます。
介護の世界は私の中で大きく広がっています。
今日はエッセーを書かせていただきます。

今日は先日NHKテレビで偶然見ることができた ジル ボルト テイラー博士の著書「奇跡の脳」新潮社刊 竹内薫訳を紀伊国屋書店で見つけまして、購入しました。
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あの番組を見なかったら手にしなかったかもしれません。
こういう出会いにも感謝します。

久しぶりに心が震える感動を覚えつつ読み耽っています。

4月の小説に次のコメントがありました。
私はそれにすぐに気づきませんでした。
作日そのことに気づき、私と同じ感想を先に持ってくださって
ここに書かれていたことにも感動を覚えました。

CHILさんのコメントです。

「子を思う母親の愛情・・・について、
先日母から聞いた話です(母はテレビで見たそうです。)

外国の30代の女性で脳の研究しいていた方が
脳出血で倒れ、ほぼ赤ちゃんのように戻ってしまったそうです。
その女性の母親が、一から子育てをしなおしたそうです。
抱っこから初めて、文字を教え、
そして今女性は研究者として復帰されているそうです。
母親は数学者だったそうです。
母親の愛情はずっとずっと永遠に無償の愛なんでしょうね。

夫が倒れるのと、父親が倒れるのと、
やっぱりそれぞれの立場で全然違うのでしょうね(^^)」

CHILさんの父上も同様のご病気でリハビリを続けていらっしゃいます。

時々絵を掲載させていただいている髭じいさんです。

同じ病にかかる方が増えている時代に、テイラー氏は自分の脳卒中発症の日の朝の様子を克明に記しています。
そして同じ病をぜひとも未然に防いでほしい、と切に願っていらっしゃいます。
これは気になる方は是非お読みになった方いいと思いますが、私の従妹の発症の日の様子と重なる部分をお話したいです。
普段と変わらぬ日常の中で大きく前触れがあったのは二人とも頭痛のようです。

ジル博士は朝七時の出来事で、従妹は夜七時の出来事でした。
ジル博士は片目の奥に激痛が走ったと書かれていました。

また従妹の場合はひどく神経質にイライラしたようです。

ジル博士もまた左目がのろのろした速度でぴくついて苛苛したと書かれています。

従妹は来客中で客をもてなしていたのですが、たまらず自分の寝室に入ってほんの少しのつもりで
ベッドに横になろうとしたそうです。

物音がしたと、娘がいいましたから、おそらくベッドに完全に体が沈められずに落ちたのでしょう。
その衝撃が出血を多くしたと考えられました。

ジル博士はあまりの頭痛によろめきながらベッドから起き上がり、目を刺す様な光の流れを防ごうとして、自ら窓のブラインドを閉じたといいます。思考はできるのに、体が切りはなれていくような感覚があったといいます。

従妹はその前後のことを今もあまり思い出せないといいます。
ただ彼女は40代で高血圧の症状があったそうです。

気をつけていたのだけれど、その年の夏は特に暑く疲れがピークに達していたといいます。
そう彼女は6年前の8月30日午後7時頃倒れました。

ジル博士は1996年12月10日の朝7時だったそうです。

二人は真反対の季節と時間にそれぞれ発症しています。

私はこの6年を彼女のリハビリにつきあいながら奇跡を信じています。
それと同時に自分を始め私の周りの人々がどうぞ同じ目に会いませんようにと
願うものです。

ほんの少しのゆとりと心配りで防げたり、早めの処置ですぐに快復できるものがあるのですから、どうかそれぞれの健康を大切になさってください。

その日は突然に訪れ、全く違う生活になってしまう哀しみを味わうことのないように願うのです。

また深く読み進めて、お伝えしたいことができたときに、ここに書かせていただきます。

明日の健康の為に良い睡眠をおとりください。

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牧場公園
ブログひげじい~脳梗塞からの軌跡ひげじいさんの作品です。

 「ここに使われる絵や文章の無断転載は固くお断りいたします。
    よろしくお願いします。」

小夏庵ものぞいてくださいね。

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by akageno-ann | 2009-05-11 23:38 | エッセ- | Trackback | Comments(8)