パーティの醍醐味
第5章 その12
H医師の歌が終わり、宴の方はデザートになった。
理子とめい子が用意した、きれいな苺のふんだんに使われたデコレーションケーキにたくさんのローソクをたてて、美沙は翔一郎とその母信子の二人で吹き消すように誘っていた。
H氏の合図でハッピーバースデーの歌を全員で歌った。
翔一郎も一緒に歌った。理子は翔一郎の傍らにたって楽しげに歌っていた。
このときの伴奏はめい子が行った。
このパーティは出席する人々の心が打ち解ける演出が意図的に図られていた。
美沙はパーティの人選をいつも大事にする。
一つには初対面同士の人々を敢えて招いている。
その方が新しい関係の中から思いがけない和やかさが生まれることをデリーでの生活の経験から知っていたのだ。
はじめはいくらか ぎこちなさはあっても、そこに美味しい食事と酒などが素晴らしい媒体になり、会話は次第に弾むのである。
初対面の出会いは会話に新鮮味がある。
その新鮮な思いが後味の良さを引き出すのだ。
しかし、もちろんそこに美沙の心配りがいき届いているのだ。
パーティの最後にインド時代の翔一郎と美沙の生活の記録をビデオで見せた。
あの頃何気なく撮っていたビデオだった。
パーテイの様子もあれば日本人会の運動会や、忘年会の様子もあった。
その一つ一つを見ながら、翔一郎は病後初めて見せる懐かしそうな表情を見せていた。
つづく
今日は青山のイタリアンレストランでブログ仲間のオフ会がありました。
いつも食卓のメニューの参考にさせてもらっている
「いっちゃんの美味しい食卓」のエリオットゆかりさんのを中心にして楽しく美味しいパーティが開かれました。
詳しくはmoreをご覧ください。
注 「ここに使われる絵や文章の無断転載は固くお断りいたします。
よろしくお願いします。」
「小夏庵」ものぞいてくださいね。
場所は「イタリアンレストランKAVACH」でした。
お料理の一つ一つが優しいお味でおいしい・・すっかりファンになりました。
白を基調とした店内でいっちゃんの白いシャツ姿が素敵でした。
デザートがまた可愛らしく美味しくて・・
その日ちょうどお誕生日の方へのサプライズのデコレーションが用意されて
いっちゃんと幹事Iさんの心尽くしの優しさが溢れました。
by akageno-ann | 2009-04-04 22:11 | 小説 | Trackback | Comments(4)
たくさんのかたが集まったんですね~。
お料理もおいしそうだし、パーティの雰囲気もとてもすてき。
いっちゃんさんファンが一堂に会しているなんて、
会話もおいしい内容満載なんでしょうね(笑)
いいなぁ。
お料理もおいしそうだし、パーティの雰囲気もとてもすてき。
いっちゃんさんファンが一堂に会しているなんて、
会話もおいしい内容満載なんでしょうね(笑)
いいなぁ。
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ann
at 2009-04-05 13:33
x
バブちゃん、ありがとう!
そうなの・・きっとバブちゃんのお知りあいがいらしたかも
私ちょっと食の方に走っちゃった・・知り合いが3人いたので
ついそちらで楽しんでしまったの・・
私例のとおり人見知りで・・ただこのレストラン本当に
素晴らしかったです。
そうなの・・きっとバブちゃんのお知りあいがいらしたかも
私ちょっと食の方に走っちゃった・・知り合いが3人いたので
ついそちらで楽しんでしまったの・・
私例のとおり人見知りで・・ただこのレストラン本当に
素晴らしかったです。
annさん、おはようございます。
いっちゃんとのオフ会、わぁ、私も行きたかったぁ。
私はそのあとの紅茶倶楽部でいっちゃんとご一緒しました。
annさんが、いらっしゃるってわかっていれば、こちらにも
行けばよかった、、、って後悔しています^^;
でも、またいつかお会いできますね、楽しみにしています☆
いっちゃんとのオフ会、わぁ、私も行きたかったぁ。
私はそのあとの紅茶倶楽部でいっちゃんとご一緒しました。
annさんが、いらっしゃるってわかっていれば、こちらにも
行けばよかった、、、って後悔しています^^;
でも、またいつかお会いできますね、楽しみにしています☆
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akageno-ann at 2009-05-11 22:49
gekoさんここへのコメントにすぐ気づかず失礼しました。
本当に是非いつの日かお会いしましょう。
本当に是非いつの日かお会いしましょう。