LIVE no.9
小説を書いています。
かけがえのない日本の片隅から
LIVE no.9
悦子はハワイの旅のあとはそのまま看護士として病院の研修を積み、比較的自宅から近い中規模の病院に勤務が決まった。
不慣れなことも多かったが、持って生まれた世話好きな性分が功を奏しているようで、患者たちからの受けは次第によくなっていった。
経験は浅いので注意深さは必要であったが、どんな仕事でもその人のパーソナリティは大切な要因で、特に看護する者は自然な優しさが必要であることは皆の知るところである。
看護士として、医師に好かれよう、とか手柄をたてたい、とか単純にもそんな思いでなったものは心のこもった看護にはならないことを悦子も周りの人々を見ながら学んだことであった。
その勤務の前にハワイのヒーリングエステを経験できたことは大きな糧になっていた。
英語であるのに、その優しい声のトーンで癒されたからだ。
美しい若いエステシャンであった。
笑顔を絶やさずにいつも自分の若い体を大切に丹念にマッサージしてくれ、肌理(きめ)の細かさを誉めてくれた。
看護士としてはエステシャンとは少しこだわりを異にせねばならないが、笑顔と優しい声のトーンは病に侵されている人々の不安感はぬぐってあげることはできる、と感じていた。
病院の看護士長の様子を見ていると、厳しさも必要であることはわかるのだが、経験不足の自分は先ず、優しさを持って事に向かう必要性をひしと感じ取れたのだ。
家庭の中で次女という立場は 親と長女の関係の密度の高さと比べても自分を客観的に捉える事ができた。
育っていく過程でも、あまり深刻に親からの指導を受けることもなく、ある意味で自由だった。
姉が叱られて入れば、自分はそんなことはしないぞ、と他人事のように観察できていた。
そんな要領の良さも姉と全く違う性格を形成していたようだ。
つづく→☆
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本当にブログを通して知り合えたお友達との素敵な時間に感謝しました。この方のお宅へ→☆
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「これってファーストクラスに座っているみたい・・」など・・すっかり寛がせていただきました。
もちろん飛行機のファーストクラスに乗ったことはないのですが・・
小夏庵に詳しく書かせていただきました・・→☆
by akageno-ann | 2010-11-19 11:37 | 小説 | Trackback | Comments(3)
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nanako-729 at 2010-11-20 09:38
かわいいなぁ~この人懐っこい笑顔!
いらっしゃい、遊ぼうよ…て言ってるのかな!?
笑ってるよ~~~♪
いらっしゃい、遊ぼうよ…て言ってるのかな!?
笑ってるよ~~~♪
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at 2010-11-20 10:06
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
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ducky2010 at 2010-11-20 12:27
nanakoちゃん・・・・本当に人懐っこいの・・
かわいぎる~~あとでお客様もてなし疲れ舌みたいよ・・笑
かわいぎる~~あとでお客様もてなし疲れ舌みたいよ・・笑