老育 友人の形見との再会
ちょうど一年・・今日は私の大親友の一周忌だった。
悔やむ思いは一つもない・・おそらく今彼女はかなたの地で私のことを待っていてくれる。
そういう確信をもっている・・
今日のお坊さんのお話がまことに素晴らしかった。

真宗大谷派の白骨の文・・そう朝元気だった姿も死と隣り合わせにある・・と覚悟をして日々を過ごせば一日一日が素晴らしい人生の一ページになる・・
それは亡き友人の覚悟のある人生の日々を彷彿とさせた。

彼女の家には常に温かい寛ぎがあって・・いつ伺ってもさりげない歓待の心がそこにあった。
その人が好んだこのホテルの一角の料亭のこの設えもとても気に入っていらした。

美しいお作りは」サラダ仕立てになっていて、一つ一つの味を曳きだしていた。
その見事な料理にしばし皆さんが様々な料理の思い出を語る。
ご主人のお話はまことに豊かで友人の傍らで見守る姿を感じてしまった。
遺された姉上にちょっと握手させていただいたら友人と同じ感触のぬくもりがあってジンとしてしまった。この一年たくさん彼女を感じさせてもらったけれど今日は一段と深く傍にいてくださった。

こんな御簾のある風情が彼女は好きだった。夏のお家には上手に簾を使われてお茶の先生だったお母様を教えを引き継いでいらした。
今日の場所とお料理は正に茶懐石の風情だった。

貴方の精神をお嬢さんも皆さんもしっかりと引き継いで美しい生活を続けていらっしゃいますね。
私もあやからせていただいています。
感謝と感動をいただいた今日の一日・・

明日・・私はまた少しだけ成長させていただけるような気持ちになりました。
小夏庵にも・・☆
by akageno-ann | 2012-04-14 20:55 | エッセ- | Trackback | Comments(6)

ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
みんなで亡くなった方を思い出し、お話する。
最高のご供養でしたね。
↑の額 曹洞宗の開祖、道元禅師の和歌ですね。
春には花が咲き、夏にはホトトギスが鳴き、秋には月がこうこうと輝き、
冬には湯来が降り、白々とあたりが冴えわたる、あるがままのあるがままの世界
っていう解釈だったと思います。
ちょうど今曹洞宗のご本山でお仕事中
何かご縁を感じました。
最高のご供養でしたね。
↑の額 曹洞宗の開祖、道元禅師の和歌ですね。
春には花が咲き、夏にはホトトギスが鳴き、秋には月がこうこうと輝き、
冬には湯来が降り、白々とあたりが冴えわたる、あるがままのあるがままの世界
っていう解釈だったと思います。
ちょうど今曹洞宗のご本山でお仕事中
何かご縁を感じました。
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yoshikoさん・・・そうなの道元のこの言葉・・偶然にも私も大好きで・・思わず写真に収めました。このときのお坊様のお話に法事は私たちの為にあるのですよ・・と言う故人からの賜物だとうかがって・・実にそう思えた日でした。