昔取った杵柄・・再会と再開

下手の横好きとは。。正にこのことで・・私のピアノ・・

従妹が倒れてから・・音楽があれほど好きだったのに・・音楽から遠ざかる自分がいた。
従妹は娘を音大に入れたくて、高知から二人で上京・・中学校から逆単身赴任のような形で
一人娘を音大に・・
その計画に加担して13年がたったかな？

思えばあんなに夢中になれることがあった従妹がうらやましく・・またそれを手助けできることもうれしかった・・
しかし人生というのは本当にいろいろなことがおこるものだ・・

その半ばに脳卒中に倒れた従妹・・
それから8年が過ぎていた。
彼女の娘は多くの師匠に支えられて無事大学を卒業し、結婚し、今母になった。

音楽からは遠ざかっているようだが、一生懸命一人息子を育てている。
それがまた従妹の療養の励みにもなっている。

その間・・私は趣味のピアノから遠ざかっていた。音楽が悲しい思い出につながっていたので・・
蓋を開けるのも怠って・・電子ピアノを買ってインテリアにしてしまったり・・

でもこの3月　ピアニスト仲道郁代さんのＢＳのショパンを訪ねる番組を見て・・ふと
ピアノを再開する気持ちにかられた。

しかもかつてのピアノの先生が待っていてくださって・・
昨日何年かぶりに何冊かの楽譜をもって伺うと・・下手ながらまだ指は動く・・

弾きながらこの数年の様々な思いが脳裏に本当に旋律のように流れて・・音楽を奏でることが心の支えになることを再発見した。

ひとりで弾いているとうまく弾けるところだけになり・・やはり良き師匠に導いていただくことが大事と・・感じた。
先生は仲道さんと似た、繊細でかつ優しい指導者で・・だからあのテレビ視聴は正に私への神の啓示のようだった・・そう思っている・・

60の手習い・・目も悪く　集中力もなくなった自分を奮い立たせて・・しばしピアノに向かっている・・
続けたい・・そんな思いでいます・・