中秋の名月に・・
女子が頑張らなければならない時代になったかもしれない。
実際に女子が頑張っている姿を見る機会も増えた。男性の陰に隠れながらもしっかりと自己を確立している。
先日のカラオケ大会では 91歳になる御主人を支える80代半ばの夫人の姿に感動した。
もう10年近く少しずつ衰えるご主人の体を気遣いながその方の趣味の世界を大切にする様子に触れた。
日常生活はかなり補助は必要なのに カラオケの持ち歌の曲が流れると驚くほどいい声で見事に歌われるのである。
思わず聴衆側は 「91歳でデビューしたら人気が出るわね。」と本気で話し合ってしまうほど、ラジオ歌謡も
演歌も裕次郎の曲も上手い!!!
人々との会話もこの時は実に快適なのだ。
趣味を持つ・・人と集える趣味を持ち続けることの大切さを思った。
そういえば、母は編み物や縫い物が得意で綺麗な作品にする人だった。
足の手術をしてから、そういうことに手を出さなくなったが 先日父のズボンのすそ上げを
突然綺麗に仕上げていた。
夏物でもう今季は使わないものだったが、父は喜んでいた。
こういう夫婦の絆は私たち娘には太刀打ちができない。
そんなことを感じている。
今日は中秋の名月だが 関東は曇り空で、北海道の月をテレビのニュースで見ている。
昨年は9月末がその日で しかもスーパームーンという見事な満月を四国の祖父の家の二階から
一人で拝んだことを思い出した。
そしてその頃に私のかつての上司が見事な人生を畳んでいらしたことを 後で知った。
教員になったその年から私の人生に大きな教えをたくさん下さった方だった。
父の朋友でもあり、同い年の午年・・私が同じ午年でその年の担当学年が午年なのを
喜んでいい学年経営をしてくださった、研究主任だった。
間もなく一周忌だと思うと、改めて出会えて指導を受けられたことを感謝する思いにかられる。
ご冥福を改めてお祈りします。目賀田八郎先生です。
by akageno-ann | 2016-09-15 22:27 | エッセ- | Trackback | Comments(0)