人気ブログランキング | 話題のタグを見る

寄り添う

母が腸閉塞で入院し・・それが引き金で少しずつ生活能力がおちたことと
これまで一緒に支えていた父が疲弊したのか私や妹との会話に混乱をきたす
ことが増えたと思っていたのだが・・

それは私のあまりに今までどおりを願う気持ちが強すぎたのだ・・と
この頃思えるようになった。

介護施設の良さを知っている自分は両親の為に母が一時でもそういう施設で
のんびり暮らしてくれた方が安心・・と思ったのだが
実は両親の自分たちで生きて行くという気持ちの強さに寄り添っていなかった。

本当は同居が一番良いのだが 突然の同居には無理があると感じて
1カ月は毎日泊まり 今は週三回泊まって・・1日一回は両親と過ごす・・と
言う日々を過ごしている。

定期券を買ったらと自宅と実家の行き来が1時間10分でできるせいもあるが
気楽に行えるようになった。

今のところはまだそんなにしんどさを感じないが 寒くなるとちょっと心配はある
先ず風邪を互いに引かないことと思い インフルエンザの予防接種をしたが
電車に毎日乗ると 罹患する確率は多そうだ・・
ただあまり神経質にならない様に・・とこの頃思えるようになってきた。

こういう日を想定していたから 早朝のセブンイレブンのパートも頑張っていたし
プールで水泳指導も受けていた。

今のところはパートを辞めたことがとても楽になって その分実家に費やす時間が
でき、水泳は体力つくりと精神修養と 気分転換になっている。

従妹の施設のすぐ近くなのでそのことも行きやすさになっているようだ。

教師一年目に先輩方言われた・・とにかく毎日出勤する・・それが児童に対して誠実な
教師である・・と言われたが  何に対しても自分のノルマを責任もってこなすというのは
基本だと改めて思った。

父と言い争いもするが・・食事も生活パターンも大分わかってきたので最近はなんとか
この感じでやっていけそうだ・・と思っている。

水に体を委ねて泳いでいると・・本当に日常を忘れることもできるようになり
実家にいる間は 本を読むようになった。

いくつになっても親から学ばせられることはあって・・
自分の年の取り方もよく考える・・
父もまた自分をしっかり確立したいと頑張るし 認知症になったかと思った母は 
同じことを繰り返したり 家事への関心は減ったままだが、私たちと普段の会話を
するようになった・・
何より驚かされたのは お風呂に自分から入るようになり、足の筋肉がついてきたのだ
洋服の着替えもちぐはぐだったのが、気をつけて朝一人で着替えるようになった
あまりに私が手を出しすぎていたのかもしれない・・
でもいつまた落ち込むかもしれないという心配はつきないので
毎日顔を出すことだけはやめないでいる・・

一緒に住む・・は今はしない方がよさそうだ・・毎日お節介に家政婦をやりに行くくことは
自然に待ってくれるようになった。

歩み寄るのはそう簡単ではないことも痛感している
自然に任せる・・というのもドキドキして行っている
でもあまり安心しきって暮らすとそんなときこそ事件はおこることを何度も経験しているので
ドキドキしながら 暮らしている。
そんなとき 水泳でバタフライを習得しつつある・・この年でバタフライ・・
そんなドキドキも今は私を支えてくれている・・




by akageno-ann | 2017-11-05 23:05 | 老育 | Trackback | Comments(0)

名前
URL
削除用パスワード