明けて2018年平成30年
2018年 平成30年という偶数の年は私にとって覚えやすい年号でありがたい。
昨年は書類に年月日を書くたびに 2017年で平成29年というのがどうも私の頭の中に
きちんとインプットできなくて・・なんどか間違えてしまったことがあった。
年のせいか・・とも思うが・・今年は自分の頭の中が整理されたような気がしている。
母が少し昔の自分のことだけをしゃべるようになって・・何か刺激が必要だな・・と
思っていたら正月に元日 2日の両日で近親者がしっかり集まった。
特に2日の彼女が大切に幼い頃を育てた孫が二人社会人と大学生になって一緒に久しぶりに
あらわれた時・・・手を引いて狭い客間に入った途端・・母は今までにないしっかりとした
声で
「まあああ・・みんなで来てくれたの・・嬉しい 本当に嬉しい」と身をよじるようにした
感触が私の手に伝わって・・一瞬グッと来てしまったが・・とにかく母を椅子に座らせて
新年のあいさつになった・・父もしっかりと年頭の祝辞を述べて・・お屠蘇の運びとなった・・
何度かやってきたこの風習は今年・・我が家は 私の簡単な手料理になってしまったが・・
とりあえずは良い顔見世興行となったようだ。

料理上手だった母は よく綺麗にきんとんを練り・・巻きずし こんにゃくを手綱にした
煮物や 伊達巻・・父の好物の黒豆 かずのこ・・と洋風の揚げ物など作ってくれていた
あの頃を思い出して・・今の私は ほぼ買ってきたものを詰め込んだだけだが・・
優しい甥っ子たちが美味しいと言って食べてくれたようで・・
先に帰った私に妹が長い感謝のメールをくれて・・そして同じころ 母が元気に
「今日は嬉しかった」と電話をくれて・・
それはほっとした。
主人に「バイプレーヤーに徹したんだね・・」と言われたときに
こういう役柄がどうやら大好きな自分に気づいた。
お客は好きだが・・あれこれ準備しているときが楽しくて・・そして皆がそろって
食べ始める瞬間が一番好きだと・・改めて感じた。
2018年は私にとって正直にわかりやすく過ごせそうだ。
両親への手助けはかなり必要になってきているが、まわりが私が倒れるのではないか・・と
心配してくれて・・たしかにそうなのだが 闘争心の強かった自分は倒れないと踏ん張っていたが
今日は 倒れたら・・その時考えよう・・という気持ちで少し気楽にやって行けるような感じを
一瞬もった。
若いケアマネージャーに言われたように 自分の中に引き出しはいろいろもちつつ
でもこの暖かい心の母の為に・・私が介護人になることは一番今やりたいことになっている。
できるところまで・・私は実家にヘルパーとして通い続けるし・・それを支えてくれる夫にも
素直に感謝している。夫は14歳になった柴犬をしっかり介護してしているし、そういう年回りのようだ。
戌年であることがまたうれしい。

by akageno-ann | 2018-01-02 22:48 | エッセ- | Trackback | Comments(1)