ル サロン ジャック ボリーにて
小正月という昔から女性が年を越してホッとする女正月というのがあることを
想い出した。
どの時代になっても女性は本当に忙しくそして心を細やかに砕いて生活している。
今日は昨年から何度となく ゆっくり食事しながらおしゃべりしましょう・・と
約束していた素敵な女性との念願かなってのフレンチのランチ・・
新宿伊勢丹の ジャック ボリー・・カフェのような小さなお店なのだが
料理とサービスが洗練されていて実にいい
今日はフロアマネージャーがお休みだったが スタッフが一生懸命立ち働いて
いて心地よかった。しかも一階の受付でうろうろしている私に声をかけてくれた
男声スタッフはおそらくこのデパートの管理職ではないか・・という配慮で
幸先のいい一日となった。
友人も仕事をしながら父上のサポートを丁寧にする人で 長年ご両親への想いが
誠実なのですべての応へが暖かくてほっとさせてもらった。
その間に運ばれる 春を呼ぶようなフレンチ・・今日のスープは キャベツのポタージュ
可愛いデミタスカップで一口のようなのにしっかりと印象に残る味・・

クリストフルの銀のスプーンは口当たりがやさしい・・
前菜ですっかり寛いで私たちは今の自分たちの置かれている状況を丁寧に話し合い
それを互いに慰め 3年先5年先のことにまで手を抜かず動いていこうとしている
ことにも一緒に驚いていた・・その間にも父から電話があったりして
席を立たせていただいたが・・彼女のやさしいフォローにすぐにまた問題なく
食事に戻れた。

ズワイガニのサラダ コラリーヌソース 旬の野菜添え・・・
この春の野菜たちの味付けと舌触りは話を暗くさせずに華やぎさえも添えて
くれた・・これからの私たちの暮らしはこんな風に誰かを常に気遣いながらの・・それでもどこかにほんの少しのゆとりを醸し出してやっていきましょう・・と
その後も互いの方向違いの電車の中でラインをやり取りして・・話たりなかった時間を補った・・
彼女とは最近スポーツをすることでも共通項ができて
水泳に没頭する私を励ましてくれ・・
またスタッフに頼んで久しぶりに一緒の写真を撮ってもらう彼女の心配りに感動していた。
日常を全うするということはがむしゃらに過ごすことでなく・・・どこかに人の力を借りたり またいいアドヴァイスを素直に受けたりすることで進んでいく・・1月を迎えてから実に私は人の力をたくさん拝借している
ただそこに甘えることばかりでなく 謙虚さを忘れずに頼って行こうと思っている・・
23年前の阪神淡路大震災の1月17日も過ぎ・・日本はあれから多くの人々が安穏とは暮らせなくなり・・それでも皆頑張って必死に生き・・そして亡くなった人を大切に思い出に刻み・・これから生きて行く若い人々をなんとか支援しようとしている・・
今日の友人の自身のお子さんへの暖かくも自立を促し・・また家族への配慮を教えている姿にも深く感動させられた・・
次はまたどこか美味しいところを探してこうしてお話しましょうと2時間という限られた時間を大切に このサロンが設えてくれたと感謝する・・
by akageno-ann | 2018-01-19 22:24 | 料理 | Trackback | Comments(1)

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