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3月13日

父は幸いにも起き上がることができるようになり、若い機能回復士二人に促されて
今日は立ち上がり車いすに移してもらった。これからが大変なリハビリになるのだが
教員だった父を時に「先生」といって励ましの声をかけながら行ってくれているのを
今日は見させてもらった。

実に早い対応の新しい病院でこうなると自宅に戻る日を想定しながらこちらもいろいろ
準備をしなければ、とヘルパーのリーダーさんと妹とで話し合っている。
従妹の発症した当時私もまだ若く舅と彼女の世話を元気に行っていたが
これからは自分の体のきくような生き方をしなくては・・と妹や従妹のケアマネージャーからも
言われ、なるほどと思っている。ありがたい・・
出会えたヘルパーステーションは様々な経験があるようで実によく提案をしてくれる。

そのことがずばりとあたるので本当に驚くし、感心する。
その中に「大丈夫安心してください。」という言葉をかけてくださるので
心も軽くなる。
父が何かおかしな行動をするようになったのはこの正月からだった。
私がだめよ・・ということを余計にしてしまうような天邪鬼な行動があり
一番困っていたのが タバコだった。
灰皿は居間のテーブルの上と玄関先の水屋と決めていても灰皿を自室に持っていったりして
私に叱られていた。
ヘルパーさんに だめよ・・というより 私のいるときは吸っていいですよ・・と
言ってます・・と聞いて、まねしてみるが なかなか安心できなくて終始監督してして
しまっていた。
正直今の状態は大変ほっとしている。
おそらく神様に守られた・・と思う。

父の暮らしには多くのルーティンがあるが、とにかく居間の神棚に丁寧に拝むことだった。

この二週間ほどは夜何度も何度も拝むので最初は 「もう拝んでいたわよ」と
話したりしたが、これで心が安定するならと、夜中もじっと黙って見守っていた。
そのルーティンに守られたように思う。
今のヘルパーステーションとの出会いも元々は父の発案だったと思い出した。
懇意にしている親切な街の電気屋さんのビルの一階にあり、「お気軽にご相談ください」との
一行を私も父も妹も通りがかってはみていたのだ。
昨年夏頃に 「一度行ってみようか・・」と最初に言ったのは父だったのだ・・

私は当時の地域のケアマネージャーに相談したが回答がなかったので とにかくその後秋に
なって思い切って尋ねてみた。
それが今の私たちを幸せに導いてもらっている。
お仕着せにすがるのではなく、自ら働きかける・・私の老後の暮らしはそんな風に始まっている

そしてこの日ヘルパーさんに母を頼んで夕方の銭湯に行ってみた。
不思議な出会いがあり、父と同い年のとても若々しくお元気な女性と出会った。
それはやはり年配の女性がその人に声をかえたことから始まった。

声をかけた女性も一人暮らしの後期高齢者だったがその父と同い年の方もずっと一人暮らしだと
いう。矍鑠として体は若々しくお風呂は心配だから銭湯にしているという。
いい生き方だな、と心まで温まった。

by akageno-ann | 2019-03-13 21:46 | 老育 | Trackback | Comments(1)

Commented by nanako-729 at 2019-03-13 22:28
annさん、こんばんは!
お父様順調にリハビリをされているようで安心しました。
どうぞお大事に、早い回復を願っています。

こちらでいろいろ読ませていただいて、
私は母に対してどうだったろうか・・・
良かれと思ってしていたことが負担になっていなかった
だろうか、といろいろ考えさせられることが多いです。

そして次は私自身と主人のこと、これからだんだん高齢に
なっていくとどんなことがあるかわからないし
明日は我が身と思いながら読ませて頂いてます(^_-)-☆

annさんもどうぞ体調にご自愛くださいね・・・
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