ある引っ越し

桜は同じ場所でも
毎年その美しさが
違っていて
このかすみ川と
いう小さな支流の
土手の桜は大きさ
といい花の色といい
40年近くここに
住んでいて
今年が一番だと
私は思う。
母の施設の帰りに思わず車を止めて、この景色をとった。桜が咲き始めたころは
両親のことで頭がいっぱいで、今年は桜が楽しめないのでは・・と思ったのだったが・・
一年に一度のこの花の饗宴はやはり忘れられない風景の一つになった。
そしてしばらく自宅を離れていた私もご近所の方々とまた接点ができ、今日はその中でも
自治会役員をご一緒にさせていただいたご夫妻が80歳を超えられたことを機にこの地から
離れ高齢者用の住宅に移り住まわれる・・ことになり、引っ越しの手伝いに伺った。
随分と片付いていて、大きな荷物を外に運び出すだけの作業だったが 夫婦で手伝っていて
後の会話は 自分たちも一度こうして荷物の整理をしておく必要があるということだった。
2000冊に及ぶ蔵書のうち 1000冊を新しい住居に運んだそうで・・さすがの読書家夫妻
私も随分ご本をいただいたが、さすがにもうこれ以上は・・と丁重に辞退させていただいた。
食器や新品のフライパン 鍋と お言葉に添ってずいぶん頂戴したが
自分たちも荷物を増やしてはならないな・・と思ったりした。
この夫妻は実に老後をよく考えられ・・この決断をされたのだが さらにお幸せな老後を
と、お祈りした。
年配の方との出会いもここでは実に勉強になり、税理士でいらしたご主人は自治会の
ことを実によくまとめ、私たちにはPCのエクセルを教えてくださったり・・
忘れられない贈り物を・・たくさん頂戴した。
そしてこれかもこの方を尊敬し、見習って行こうとつくづく思った。
何よりご夫妻は50代でご両親の介護を夫婦でなさったかた・・
今から30年も前だと、介護認定制度もなく本当に大変だったと・・
だから子供たちにはそういう苦労をかけまいと常に考えていらしたのを
垣間見ている・・
見事・・としか言えず、それでもなお 完璧でなくいくつの不安があると
正直にお話しくださった・・
庭のクリスマスローズも根分けしていただくことになり・・その花と共に
思い出を振り返ろうと思う・・
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by akageno-ann | 2019-04-09 22:57 | 老育 | Trackback | Comments(0)


