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朝顔に寄せる思い

このたび亡くなった主人の伯母が生前ずっと趣味にされていた布絵
葬儀の日に記念に好きな絵をいただいた。
大正琴 民謡 謡と楽しまれていて、 その中でこうして手芸も上手だったの
だと、改めて伯母の多彩さに驚いた。
不思議なのは朝顔が大好きだったので何枚もある布絵の中から
最初に朝顔をいただけたのが嬉しかった。
主人の従姉妹が二人でその母を支えるようにここまで過ごされたのを
知っていたので、安らかな伯母の死顔は 今の自分の両親との生活を
思って感動と自分が同じように母を優しく支えているかどうか?
不安になった。
母は今施設に居る。
自宅での暮らしを希望する母と2年半寄り添ったが、父が入院してしまった
あとの一ヶ月を過ごしたあたりから二人では無理と私が判断したのだった。
今母はスタッフの暖かい介護に慣れてきているからほっとはするが
自分の中の複雑な思いはずっとある。
ただいまできる最高のことを・・と考えている。

伯母との出会いは40年前の自分の結婚式の日 姑になるはずの人が
亡くなってしまったので伯母は舅と並んで当日の主人の母親代わりを
してくれた。美しい留め袖姿が印象的だった。
いつもお洒落で自然で声の暖かい人だった。
何度か我が家にも舅を励ましに遊びに来てくれて、最後は元気だった
伯父と共に皆で近隣のフランス料理を楽しんだ。
『久しぶりのいいレストランでおいしいお料理で・・」ととても喜んでくださった
ときのことを思いだし、あのときの伯母の顔のまま私の中に残っていた。
もう10年も前のことだった。
先月は叔父が90歳で亡くなり、親族が少なくなっていくことに皆が心細くなり
私の介護生活を励ましてくれて・・
主人とも改めて自分たちの老後のことを話したり 令和元年を特別な思いで
捉えている。
少しずつ私の父の周りの方々が父の様子を尋ねてくるようにもなり
今日は懐かしい父の若き教師時代の教え子の方が 『鰹のたたきを
送ろうと思うが、先生はお元気ですか?』と電話をもらった。
初めて容体を話し、元気にはなったが施設にいる話をしたら
幼い頃から知っている私のことを励ましてくれて 教え子の仲間にはきちんと
話をしておくから心配しないようにと言ってくれた。父二十歳の頃の小学生の
皆さんだから、もう80歳に近い、心強い人々・・
なんだかとてもホッとした。
隠すつもりもないがみんなすぐにでも東京に行ったときには会いに行くという
元気な皆さん・・正直に詳しく話をしたら「よしわかった・・また連絡するから
頑張って・・」と・・土佐弁で
私はやはり両親が高知へ戻ってほしかったと・・今も思っている。
でも心は帰郷してる
朝顔に寄せる思い_c0155326_20213965.jpg

by akageno-ann | 2019-07-09 22:40 | エッセ- | Trackback | Comments(0)

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