8月の思い出
8月の誕生日を過ぎるとなんだか物寂しくなるのは学生時代も
夏休みが終わってしまう悲しさと宿題の片付いていないこの時期を
憂えることが多かったからだ。
夏休み中なのでなんとなく地味に誕生日を過ごしていた。
そんな意識はずっと変わらず特筆すべき誕生日は数少ない。
一つはデリー駐在中の日本人の友人たちがサプライズとして開いてくれた
35歳の誕生日 もう一つは60歳の還暦 このときは舅が二日前に亡くなり
葬儀の準備中だった。その時にいただいた胡蝶蘭の美しさに感動した。
あれから5年 今回は親しい学生時代の友人と食事ができた。
「あの頃二人でこうして65歳になって行き先のことを互いに話し合う
なんて思ってもみなかったわね。」と笑い合えたこと・・
なんだか有り難い気がした。
互いに親を看て 彼女はお母様を最近みおくられ・・ 仕事もされ
話していると学生時代の気持ちのままそれぞれの境遇に沿って一生懸命
生きてきたことを思い出とともに語れるのは幸せなこと。
学生時代に夏の軽井沢に行って、サイクリング中にNHKニュースに写って
しまったこと・・あのとき二人でとにかく軽井沢に行きたくて、民宿に
泊まり、信濃追分まで足を伸ばしたことも映像のように思い出された。
確か合唱団の夏の練習日をさぼっていたこと・・もあったりして、
そういえば二人で混声合唱団のアルトとして隣同士で歌っていたこと
フランス語をやりたくて、アテネフランスに通ったりしたこと
an・anの懸賞に彼女があたって、私も一緒にパリ ローマの旅を
したこと・・学生時代ならでは思い出が詰まっている。
エールフランス機はまだ羽田から発着し、古いシャルルドゴール空港に
降りたって、日本人の二人の若いスタッフに引率されての初めての
ヨーロッパ・・サンラザールホテルのコンシェルジェも親切で習いたての
フランス語を使ったこと・・
次第に慣れて、二人で列車を使ってベルサイユ宮殿まで行き、帰りは
バスに飛び乗った。パリまでの帰り道を同乗の学生にフランス語で
聞いたら、「英語はできますか?」と私たちの拙いフランス語より
英語で話そうと・・いわれて 英語もたどたどしかったことを恥じたこと
そんなことも思い出される・・
あの頃から英語の大切さを学んだ・・
パリの土産物屋で両親に財布を買った・・親切な老夫婦が店主で
私たちのフランス語につきあってくれて、喜んでくれたこと
洋菓子のアンジェリーナの美しい店内に貴婦人が一人でお茶を
優雅に飲んでいる光景もそのまま思い出された。
文通相手のハルミさんの案内でソルボンヌ大学構内を見せて
いただいたこと・・
フランスへいきたしと思えど・・・という永井荷風の言葉を反芻
して励んだけれどとんとフランス留学ははるかに遠かったこと
もつ鍋を二人で囲んでいい時間が過ぎた。
感謝
by akageno-ann | 2019-08-24 01:35 | アン | Trackback | Comments(0)



