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ラグビーと被災地と

今回の19号の台風の爪痕の大きさに心の塞がる思いだが何もできず
ただ翌日13日の快晴のもとのあまりに美しい富士山の姿にそして満月の
月にこれ以上の被災がないように祈りながら、日本のこれからを憂うる。

あの千曲川が そして身近には入間川が 多摩川が 荒川がと一度にその周辺に
水害が起こりその対策がなかなか進んで行かない状態を忘れてはならないと
思っている。
その最中のラグビー世界大会・・・日本のラグビーの強さもさることながら
東北の釜石での試合が台風のせいで中止になったカナダとナビ二アの選手の皆さんが
被災地にボランティア活動を残したこと、ますますラグビーのファンになる。

釜石は日本のラグビーの発展のために長い間頑張ってきた地域で 新日鉄釜石
として台頭してきたという歴史がある。
池井戸潤氏の作品「ノーサイドゲーム」もテレビドラマにもなり、
ラグビーの知識を深めるきっかけになったが、そこには東芝府中の
ラグビーチームがモデルとなっているので、地域的に近いこともあり親近感がある。

キャプテン リーチマイケル氏にも敬意を持つ。東芝時代からの苦労がある。
日本人として日本語と英語を駆使しどれほどチームのために活躍されているか
その表情からも覚悟を感じさせられる。

ラインを通じて同世代の友人たちと トライするたびに歓声をあげラインしあう
という楽しい観戦を経験した。
皆それぞれに頑張っていて、かつて東芝府中を応援していた人もあれば
荒川沿いの避難所の世話を日中していた人もいる。

そういう避難所にあっても この日本チームの勝利はどんなにか良いエネルギーを
与えてくれたか・・スコットランド相手にあれだけ見事なパスのリレ-を見て
日頃の訓練のすごさを感じ取った。
計80分で サッカーのようなロスタイムがないのも私には非常にスッキリとしいているゲームだ。
それにしても対スコットランド戦は素晴らしかった。
息つく暇もなく 迫力ある実に面白いゲームだった。
台風災害の被災地の惨状を思いながらもこの力のこもったゲームでの
勝利はこれからの日本での生活を誰もがこうして頑張って行こうという
気持ちにさせてくれた。

この災害ともいえる台風の爪痕をどう処置していくか日本の課題はとても大きい。
かつて小学生を引率して宿泊施設にいて、台風20号の脅威で動けなくなったことを思い出した。
施設の備蓄とスタッフの方たちのお陰でもう一泊増やし無事に帰れたのだが
親御さんたちの心配はいかばかりだったであろう・・と想像できた。
何か困難に出会った時の頑張る力を無理なく身につけていくこと、
大変だがこれからは本当に必要になってきたと ラガーの素晴らしい力を
拝見しながら思った。
どうかこの惨状を忘れずに それぞれができることをしっかりしていこう。


by akageno-ann | 2019-10-14 20:42 | エッセ- | Trackback | Comments(0)

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