令和初雪
1月18日 センター試験の日に各地で雪の心配があり
何故日本の受験はこの時期なのか?と長い間の懸念が
今もずっと続いている。
半世紀前も東京では都立高校の学校群制度の中で自分の
一番希望する学校にのみ受験することは許されない時代だった。
東京都立大泉高校 私はそこに行きたかったのだが当時は
三校一緒の34群だったかと思う。
受験校決定間際に担任の先生からもうひと頑張りして32群を
受けないか?と話があり・・それは34群が人気で少しずつ受験生を
振り分けたいという教師の意思があったともあとで聞いた。
母が乗り気になって私はなんとなく32群を受験し・・それはそれは
ぎりぎりの成績でなんとかひっかかった。
試験の成績が悪くて職員室で大泣きした自分を恥ずかしく思い出す。
あのときが人生最初の試験だったが・・なんだか私はいつも
なんとなく志望校を決めてなんとか入学してそこそこの成績で卒業して
しまっていた。
従弟妹たちは皆地方から受験してたいそう勉強して一人暮らしをして
皆かなり苦労しているので 東京に居た私のことを羨んでいた。
羨むというより疎んじていたらしい・・
そんなことを後年従妹から聞いた。
そののんびりした生き方に今少々代償を払わせられているようにも
思う・・
それにしてもあのころの知識のまま英語もそこそこで しかし日本人は
やはり今も英語が達者でない・・
オリンピックが近くなって 翻訳アプリや手頃な翻訳機が売り出されて
なんだかこんなことで良いのだろうか?と不安になっている。
時間はいっぱいある。まだまだ期間もある。
うっすらと積もった雪を見ながら今年も半月過ぎてしまった・・と
思いながら 先を見つめる自分がそこにいる。
by akageno-ann | 2020-01-19 21:46 | エッセ- | Trackback