旅のはじめは

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私の故郷は土佐の高知
仁淀川中流のまちで産声をあげて６５年
３才で上京して東京で育っても　故郷は本当にいいエネルギーを
与えてくれる。
人生の折り目節目には墓参りと神社への報告で必ず帰っていたが
ここ１０数年は母の実家の神社の祭りの手伝いに行かせてもらって
いる。
神社の総代さんはその都度お会いするのでスタッフの一人として
私も仲間に入れてくれる。
そんな風に親しく話をするようになったからお祭りのお神楽を
なさってくださる神主さんは私の父の生家のほうからいらっしゃるので
そちらの様子も知らせてくださる。

父方の従妹のお嫁さんも妹のように手伝ってくださって
ふるさとを離れて暮らしている者にとってそういう心からの優しさは
心に沁みる・・
今回は初めてその嫁いできてくれた従妹のお嫁さんと父方の親戚の
古い話をいろいろ聞いてもらった。

その都度辛い思いもあり、彼女もここに嫁いで四半世紀が過ぎているので
理解も深まり・・有難いことだ。
しかも今回は帰りに空港まで車で送ってくれた。
高知駅までで・・と遠慮もしたが・・空港へはよくいくからと
運転の上手い彼女と楽しく家路に就けたことは嬉しいことだった。
そして今回は初めて忙しい神社の仕事で出発２０分前の手続きだったので
私の動向をみてくれて、イミグレーションを入ってからのインターフォンで
「さようなら　ありがとう」「気をつけて」の言葉を交わして搭乗となった。

高知がまた近くなった。

　
旅の始まりは
羽田空港のパワーラウンジから