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久しぶりにお客様

この3月からの4ヶ月人を招くことがほぼなかったので
書斎はごった返しだった。
ひとを招くことで念入り掃除はするという我が家のスタンス
ちょっとお茶だけなのだが、よく話を聞いて下さる方なので
思わずおしゃべりさせていただいた。
この間 人とのじっくりとした会話は電話以外なくて
この年になるとそれはそれで気楽なのだが・・
話せて頂くことで自分はまだ惚けないな・・と思った。

惚けるということに最近敏感になっている。

先輩友人がご主人のことで心配されていて、少しずつ変わっていく
年齢というものとの戦い・・を二人だけの生活の中で見つめている
不安・・・それが伝わってきた。
私と話すことで何か少しでも解放されたかったようですが、これまで
みてきた舅や実父との暮らしの中での変化をお話しすると
少しだけでも参考になったみたいで・・・・そう話しながら自分たちがまた
これから変化していくかもしれないので・・
全く余所事ではない。

かつて有吉佐和子著「恍惚の人」がベストセラーになったのは学生時代で
実感はわかなかったものの・・一文一文心に残っていた。
リアルな義父と嫁の日々が描かれて若かった自分は何故か・・自分の中に
その生活を受け入れていた。
そのことが自分のその後の人生に大きく影響した。
従妹との介護生活も 義父とのそれも 当たり前のこととして受け入れられた。

しかし実父との暮らしでは大きく心の変化があった。
辛いのである・・父が少しずつ衰えていくことが父自身も辛そうだったので
余計に辛かった・・
しかし今施設で穏やかに暮らしていてくれていて、このコロナ禍で
変化なく生活してくれていることを父にも施設にも感謝している。
父は私から示唆されることが多かったことも心の中で葛藤があったと
先輩友人からの話でわかった。彼女もお嬢さんから注意されることが
辛い・・と語られた。
私も舅にはおとなしかったのに 実父にはきつく注意したことがあった。

これからは自分もどのように老いていくかだ・・
まだ若いなどと周りは言うが・・自分に責任を持って暮らしていける
生活を継続していきたい・・それには先ず家政婦さんがいないので
自分での整理整頓だ・・夫にも協力を願っている。
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前回の記事のE.T.には続編ができて、昨年のクリスマスに
友人がそのサイトを送ってきてくれた。
とても素敵なので・・ここにURLを・・・
よろしかったご覧下さい。4分間です。

by akageno-ann | 2020-07-21 22:22 | アン | Trackback