ユーミン1920
NHK SONGSで夕べ「ユーミン」の特集でした。
私と同い年の天才松任谷由実さん
私たち夫婦はこの方の楽曲で生きてきたと言えます。
学生時代はクラシックを中心に歌ったりコンサートに
行っていましたが、主人に「ミスリム」のカセットテープを
もらって彼女の音楽に引き込まれました。
殆どのアルバムを手にしましたが一番好きなのは
「青いエアメール」
♪青いエアメールがポストに落ちたわ
雨が浸みぬうちにに急いでとりにいくわ
傘を頬で押え待ちきれず開くと
癖のある文字がせつなすぎて歩けない・・・♪
同年代の心の内をこのように自然に映し出す彼女の詩は
こうして40年以上経った今も変わらず切なく押し寄せます。
「1920」という楽曲は今から100年前の世界情勢を盛り込み
スペイン風邪が世界中を襲った時代でアントワープの
オリンピックは少ない観客で行ったという歴史的事情も
描かれています。そしてそれから100年のあいだのこの世界の
変化を彷彿とさせ、さらにこれからの100年に少しでも希望を
持たせてくれるような気がしてなりません。
私たちの前期高齢者になったばかりの年代の者が強く生きて行かねば
これからの若い人たちが大変すぎます。
近隣の若い家族が静かに毎日をきちんと過ごす姿に感動して
それを少しでも支援できる年寄りでいたいと思います。
世界に点在して頑張る人々にも思いを馳せます。
今を生きる・・
せめて日々をこうして綴っていく・・
「かけがえのない日本の片隅から」「老育」という
自分のエッセーを続けて行きます。
今はインターネットをしない友人と往復書簡をし
自分の拙い小説を一生懸命校正してくださる
若い編集者との出会いにより今年は私も生きてこれました。
ユーミンが「まだ伸びしろのある年代」と夫君松任谷正隆氏に
言われたことを認めながら生きる姿にも刺激を受けます。
急に寒くなりました。体力をつけて暮らしましょう・・
by akageno-ann | 2020-12-06 09:14 | エッセ- | Trackback