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年の瀬に思う

近所のコーラスの仲間と東独を旅した時の一番好きな写真です。
ライプツィヒ セントトーマス教会 バッハが音楽監督を
勤めていた教会です。素朴な作りですがパイプオルガンの
音の響きが厳かで素晴らしいのです。偶然クリスマスの演奏の
練習をされていて感激でした。
年の瀬に思う_c0155326_21372837.jpg

4人の仲間と行った旅でしたがそのうちお二人が早逝されて
寂しくなりました。旅をしたのはもう20年も前になります。
この旅でインドで出会ったフィリピンの大使館員の方が
ミュンヘンにいらして突然でしたのにお会いすることができました。
素敵なご夫妻で夕食をご馳走して下さいました。
あの時アヴェベルムコルプスを歌ったのですが余りうまく
歌えなかったことが今も心残りです。
ホテルの部屋に集まってバッハのモテットの練習をしたり
いい旅でした。ドイツはワインが安くてレストランでは
私はよく飲みましたが飲めなかった二人も最後にはドイツは
飲みやすい軽い🍷がある・・とすっかり気に入っていたようです。
フランクフルトでお嬢さんがドイツに住んでいる人を一人残して
旅を終了しました。
冬の欧州の旅はクリスマスマーケットが素敵で寒さを忘れましたし
夜の街灯は実に美しかったのです。旅の思い出をこんなにも深く
思い出すのはこのコロナ禍のせいでもあります。
今夜は贅沢にもフジTVとBsフジTVとで同時間に全日本フィギュアスケート
とピアニスト辻井伸行氏の世界音楽紀行とを交互にみています。

昨晩のショートプログラムも皆レベルが上がって見応え充分でした。
長野の会場で観客も少なくして万全を図っていますし、演技後の
花やぬいぐるみのリンクへの投げ入れもなくて、それはとても
整然としていていつもより無駄な時間もなくよかったです。
♪♪
そして辻井伸行氏のピアノ演奏にはいつも驚愕の思いで聴いてしまいます。
盲目であるということはもうすでに彼への形容詞ではありません。
リストもベートーベンもショパンもラフマニノフも時空を超えて
各作曲家の音楽が彼に降りてきていることを感じます。
どんなピアノでもどんな場所でも拘ることなく素晴らしい演奏をされる
辻井氏からこれから生きることへの努力する力をもらえているようです。
今の若者の素晴らしいエネルギーにこれからの世界を託します。
 ♪♪♪ 
そして「天と地と」を演じた羽生弓弦選手の芸術的なプログラムに
日本の人々に世界の人々にも大きな感動を与えてくれました。
言葉もなく引き込まれました。一人で練習を重ね日本の為に
演じきった319.36というブッチギリのポイントに他の選手も
素晴らしかったので、このコロナ禍で「世界が平穏になること」を
祈ってくださって、その祈りが届くような言葉にも
この方にも何か神が宿っていると感じてしまいます。
真摯に生きる・・・

心がけたく思います

by akageno-ann | 2020-12-26 21:30 | エッセ- | Trackback | Comments(0)

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