老育10 土佐佐川町の偉人 広井勇氏
先週の故郷の祖父の家の掃除に帰ったおりに 国道33号線沿いの通り道に
佐川町という牧野富太郎翁の生誕地があるのですが、最近画家吉田類さんが
「酒場放浪記」ですっかり有名でいらして佐川町の方にも時々帰郷していらっしゃるそうです。
そこにこの4月に近代土木の礎を立てた工学博士の広井勇氏もこの佐川町に生まれ
偉人として銅像が建立されました。素敵な立像に皆さん感動しています。
広井勇氏は「アンのように生きるインドにて」の文中、モデルにさせていただいた
在インド日本国大使夫人の御祖父様でいらっしゃることをお知らせいただきました。
偶然にも私は故郷高知を小説の中で主人公の縁の地にしたのですが、このご縁にも
有り難く感じています。この佐川町の隣町が私の祖父の家のある仁淀川町です。
前進と言われる工部大学校に進みそこから全額官費で学べるという札幌農学校に進学し
同級生に内村鑑三氏新渡戸稲造氏がいて大いに勉学に励み、土木工学を学び特に橋の建設に
携わり荒川橋梁建設時には監督として就任したそうです。
その後アメリカに単身私費で渡りミシシッピ川ミズーリ川などの治水も学ばれて5年ほどの間に
素晴らしい偉人の銅像ができて佐川町も活気があります。
「文教の町」としてさらに盛り上がっていました。
青山(せいざん)文庫の白亜の建物も素敵です。この地は銘酒 司牡丹の酒蔵も有名です。
高知は土佐藩 坂本龍馬で有名ですが その土佐藩を脱藩した龍馬は仁淀川沿いの道を辿ったと
言われています。今は良い道になり 私も車で往来するたびに龍馬という人が歩かれたことを
思います。「龍馬脱藩の道」として記されています。
今日は私のふるさとを自慢させていただきます。
by akageno-ann | 2021-05-01 20:31 | 老育