鎌倉しらす 初夏
夏の食材
「いつもより少し遅くなったけれど」と彼女が珍しく昼間に電話をくれた。そして翌日かまくらもんざ丸の鎌倉しらすが冷蔵便で届いた。ふくよかで塩気もうっすらとした美しく美味しいしらす。ちょうどいただいて大事にしていたスダチがあって絞って食べるとこれは最高の風味と味。友人は中学校からの同級生。もう半世紀を過ごしました。とても暖かくて私の拙い作品にも丁寧な励ましと添削をし続けてくれる。鎌倉にずっと住んでいるので何度か訪れて鎌倉文学館や鎌倉の穴場をじっくり互いの過ごした別々の時間を埋めるように話しながら・・ここのところずっと会えない状況でも彼女との夜中の電話は会うより楽しい。『お金かからなくて良いね・・こういう会話も』初老の婦人の会話を楽しむ。話していると中学校時代の一つ一つの場面を思い出す。古い校舎の小さな図書室が二人の一番一緒にいた場所だったかもしれない。互いに長女だけれど私の方が気が強かった。そんな気の強さも年と共に和らぐらしい。彼女と話していると余計に優しい気持ちになれる。しらすを戴きながらまたふっと優しさに包まれたような気持ちになる。さやか😸もこの美味しいしらすをちょっといただいて『おかあさん、こんなおいしいものがあるの?』という顔をした。さやかもこの初老の夫婦の会話を優しいものにする大事な役割を果たしてくれる。夫はさやか😸と同じ部屋で寝ているが朝の起こし方がいいらしい。私は楽でありがたい。
by akageno-ann
| 2021-07-14 23:17
| 老育
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