ご褒美・・・空也の最中
先週友人の一人に拙著『アンのように生きるインドにて』を読んで「楽しかったからご褒美ね」と銀座の空也の最中を届けていただきました。「多くの文人にも愛されたお菓子をコロナワクチン接種が終わったので久しぶりに銀座まで行って買ってきたの。」と粋なお土産と「ご褒美」と言う言葉はとても嬉しかったです。私の亡くなった友人も空也の最中が好きで20年ほど前に彼女からいただいたことも思い出しました。あっさりとした餡と大きさの良さを彼女も話していたと思い出しました。今はご主人がお一人で暮らしていらっしゃるのでお裾分けしたら「早速家内に供えましたよ。懐かしい最中だ、ありがとう」とメールをいただきました。暑いので「ご自愛下さい」の思いも込めました。「暑いですね、読後にインドの暑さを思いました」と、この頃戴くお便りにあります。私小説のように思われて、作者の私が「こんなにピアノ弾く人じゃないのに・・」と思われている方もあると思います。あくまでインドの生活は自身の経験を元にしてますが、あの頃インドに赴任される大使館 商社の方の夫人方はピアノの名手が多くて憧れていたのです。その中の親しくして頂いた方をモデルにさせていただきました。その方たちにはその旨お許しをいただきましたが「え?わたしのこと?」とびっくりされるような謙虚な人なのです。そしてその方も猫好きです。さやかもさすがに最近はサンルームには出てきません。
by akageno-ann
| 2021-07-20 15:50
| 小説
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