朝陽に祈る
埼玉でも久しぶりのこの朝焼け、少しずつ日の出が遅くなっていますが朝方まで雨でしたが5時にはすっかりこの風景でした。この写真は既に畑にいらした方が送ってくださいました。私は2階の東側の窓からこの朝陽を拝んでいました。もちろん世界の平穏です。昨日お孫さんのことを心配されていた先輩友人の言葉が頭を過ぎりました。「私はもう人生充分生きたからいいの、子どもたちの幸せを毎日祈っているの」高齢者と言われる我々は本当にそういう気持ちでいます。ワクチン接種 若い方にこそ早くおこなわれますように。そしてBSニュースから伝わるアフガニスタンの現状は各国の人々を退去させるのに苦労されています。子供連れの女性が飛行場でなんとか帰国の途につけそうなのも米軍の兵士の親切な取り計らいがあったからだと必死に話されていました。父の戦後の満州からの引き揚げは正しく周りの人々の親切な見守りによって高知の山奥の家まで戻れたことを聞いています。どの時代も一家族だけではどうにもならない困難があり、出逢いに助けられるのだ、と、父がよく語っていました。引き揚げ船で母親の病状が悪くなって15才の父と9才の弟とで京都の舞鶴の港から二人で高知に戻らなくてはならなくなって必死で帰郷した日のことを父はずっと忘れられないト話してくれました。最後の山道を村のバスに乗っていると反対側から来たバスに父の祖母が乗っていて、バスを止め父たちの二人の名前を呼んで乗り込んできて抱きしめてくれたときの祖母のぬくもり・・その人が私の曾祖母ですが、必ず山の家の土間に座り朝陽を拝んでいたのです。花壇にも久しぶりの太陽に黄花コスモスがすっかり育ち、ツマグロヒョウモンの蝶が元気に飛び交っていました。我が家の亀君も元気に動いています。
by akageno-ann
| 2021-08-19 10:21
| 老育
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