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秋の七草

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秋の七草にまつわる歌が一番好きです。
作者、山上憶良はどういう方だったのか偲ばれます。


秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花
 はぎの花 おばな くずはな なでしこの花  おみなえし 
               また ふじばかま あさがおの花 

万葉集の山上憶良の有名な歌

憶良は別に 子どもを思う歌も多くて、

瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ
  いづくより 来りしものぞ 眼交(まなかい)に もとなかかりて
  安眠し寝さぬ(安いしなさぬ)
反歌
  銀(しろかね)も金(くがね)も玉も何せむにまされる宝 子にしかめやも

万葉集の中でとてもわかりやすい作風なので記憶力の弱い私の中にも
時々に思い出されます。

4月に亡くなった叔父もよくこの作品を愛でていました。中学校の教科書で初めて出逢ったのも
この歌だった気がします。遣唐使だったそうで、そうすると700年代の人ですね。

日本の歴史を断片的に学んで今更もっときちんと学習しておくのだった、と省みます。
1300年も経ってもやはり心に響く和歌などの作品
秋は小説を読みながらも時々に日本文学の中にある優れたものによって自分も教育されてきた
のだと、思います。

小説家特に歴史小説で秀作を残された 吉川英治氏。

があります。近年青梅市の帰属になり再オープンされた
そうです。
かつて吉川文学の大ファンである父と訪れた時に

 菊根分け あとは自分の土で 咲け  英治

という短冊を一緒に見て 「父親の悲哀そのものだ」と感慨深げにいた
父を思います。
母と別の施設ですがお陰様でとても元気にしています。
両親を思いながら庭の草花を整理したりしています。
秋の七草_c0155326_11122653.jpg
間もなく彼岸花があちらこちらで花開くことでしょう。
草刈りのあとに勢いよく伸びてくるこの花の強さを感じます。
どんどん増えるし、今年は白い花も育ってほしいです。

by akageno-ann | 2021-09-12 11:41 | 随筆 | Trackback