国民的優良ドラマ?
『純ちゃんの応援歌』を夫婦で愉しむようになりました。それが平日午後4時20分からで国会や 相撲や ゴルフの中継などで時として放送がなくなります。前作の『花子とアン』も再放送の最終回を危うく見過ごすところでした。『国民的優良ドラマ』と称したのは夫ですが、あまり連続の朝ドラにはまる人ではないのに、「花子とアン」あたりから熱心に付き合うようになってます。戦後すぐのある家族のお話ですがほのぼのとした脚本と演出がよいし、何より新人時代の山口智子さんと脇役の方たちも自然体に演じられていて感動しています。
この放送があった1988年は、私たちはインドに住んでいた頃で見られなかった朝ドラでした。
私の父は昭和21年に満州から命からがら家族と引き上げてきた人でしたので今回の父親役の川津祐介さんと一緒に引き上げてきた少年雄太の疲れ切った姿を見て、私の父もその弟と両親と四人で舞鶴まで引き揚げ船でようよう辿り着いたあとに、道中体の弱った母親の入院のために両親とそこで別れ、父は中学生で小学生の弟と二人だけで故郷高知の山奥まで辿り着いて親族に抱きしめてもらった話が改めて現実感を持って甦った気がします。その労苦が後の父たちの生活の上でも生かされているとも思うのです。そのようなことを今、感動を持って視聴できるドラマが『純ちゃんの応援歌』です。『娘と私』の第一作から『おはなはん』など小学生時代に熱心に見た朝ドラファンの私です。よい作品はこうして長らく経ってからの再放送でも感動は新たです。女優山口智子さんのデビュー作であったことも感動してます。その父と来週は施設で久しぶりにちょっと会えるようになりました。もちろん手を握ってあげたりはできませんが、『お父さん』と感謝を込めて呼びたいと思います。施設の方たちに親切にしていただいて本当に有り難いです。母もお陰様で頑張ってくれています。
西洋アサガオが元気にたくさん咲いてます。間引いた茎を別の場所に植えるとそこでもしっかりと花を咲かせてくれます。今朝も通りすがりの方がきれいね・・・と声をかけてくださり、花も喜んでいます。
by akageno-ann
| 2021-10-14 12:28
| エッセ-
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