ショパンコンクール♪

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今年は第18回だそうですが昨年延期されたショパンコンクールは6年ぶりの開催です。

第11回の頃からこのコンクールに興味を持っています。

ロシアの若き19才のスタニスラフ　ブーニン氏が優勝した1985年の秋

偶然そのすぐ後に放映されたNHK特集で彼の業績を知りました。

夫婦で熱狂して視聴しました。主人はそれほどピアノ曲を聴く人ではありませんが

彼の演奏はそういう人々を虜にするエネルギーと熱情を感じました。

ピアニスト辻井伸行さんも幼い頃にブーニン氏の弾くピアノが大好きだったと聞きました。

ブーニン氏当時の演奏は　youtubuで♪

私はどうやってもピアノは下手で　「下手の横好きでやってる・・」と当時習っていた

素晴らしいピアノの教師に言われていました。

その方と友人たちとで翌年のNHKホールで彼の演奏会に行きました。

亡くなったピアニストの中村紘子氏や園田高弘氏も聞きにいらしていて

休憩時のインタビューを受けていらっしゃいましたが、

中村氏の『あらっ削りなところがあるけれども若々しくエネルギッシュで魅力的である』と

おっしゃっていたとおり、音はたまに外れるのですが全体の曲想が

私などには心に突き刺さるという、表現が合う気がします。

今回の反田恭平さんは既にそのピアニストとして有名な方で、落ち着いた風貌が

もっと年齢が上の方と思っていたのでびっくりしました。

ショパンコンクールはご存じの通り5年ごとで、しかも18才から30才と年齢制限が

あるのですからピアニスト泣かせのコンクールだと思います。

反田さんもあれだけコロナ禍にライブ演奏を積極的にされたり、すでに有名で忙しい音楽家

なので、「え？コンクールに出場？？そして2位？？？」とびっくりしました。

その前の２位は５０年程前の内田光子さんです。

第１０回のコンクールには私の小中学校時代の１年先輩　海老彰子さんが５位入賞されました。

公立の学校で普通に過ごされながらピアノは当時から才能を認められていらして

学芸会などでアップライトピアノでショパンの『木枯らしのエチュード』など圧巻の演奏を

聞かせて下さったので、自然と私たちの耳を肥やしてくれていました。

中学校の時は修学旅行などは参加せず「一日でもピアノを弾かない日があるのはだめなの・・」と

おっしゃったのを覚えています。

と、夕べから反田恭平さん　４位の小林愛実さんの快挙の放送ネットサーフィンしながら

感動している私です。

今年の優勝者はカナダのブルース　リウ氏です。アジア系の方とお見受けしました。

反田さんの一部だけしかコンクールの様子はわかりませんが、ショパンのP.コンチェルト1番の

中の繊細な響きに惹かれました。日本でのコンサートがとても楽しみです。

今はネットでも聞けますが一度コンサートに伺いたいものです。

かつてデリーに渡る私に餞別として　ピアニストの友人が内田光子さんのコンサートに招待してくださった

ことも思い出しました。たしかサントリーホールでの『ベートーベンの連続演奏会』のうちの

一回でしたが、素敵なプレゼントで仲良しの友人と夕食を愉しみながら演奏を堪能しました。

ピアノは弾けない箇所を歌って誤魔化してしまって少しも上達しなかった私ですが

いい環境に居させてもらったことを今更ありがたく思います。

とにもかくにも　反田恭平さん　小林愛実さん　おめでとうございます。