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ディワリという祭り

この10月末は インドではディワリという まるで新年のような光の祭りが
行われています。ここでニューデリーはやっと夏が終わるのです。
「ラーマヤナ」の長編叙事詩をモチーフに10日間ほど町は賑わうのですが
最後の日は各家の塀などに綺麗にローソクを立ててライトアップするのです。

拙著『アンのように生きる インドにて』が、この度デジタル版にて出版になりました。
昨年の今頃は本当にこの小説を上梓できるのか?と不安でいっぱいでしたが、若い編集部の
方たちに励まされ、3度の校正をしてもらって出版にいたりました。
知人に配っている間は、「自叙伝でしょ?」と冷やかされていましたが、最近少しずつ
若い方たちが手に取って下さるようになったということで、デジタル重版にしてもらいました。
日曜日の朝のEテレ「宗教の時間」で 今回は遠藤周作氏の『深い河』についての考察でした。
この河はガンジス川のことです。日本人の旅行者としての視点から深くインドのインドらしさを
見つめて、ご自分の人生に投影しているようですごい作品です。
ディワリという祭り_c0155326_08474451.jpg
私は本の中でマザーテレサに触れていますが、他の貧困や病気 社会情勢についてはそれほど深めていません。
しかしインドの駐在の3年間に新しい文化に触れて、インドの人々と触れ合って、学び、変化していく
日本人を自分の体験した ニューデリーの暑さと停電とサーバントとの関係なども大変懐かしく、
愛おしく思い出すようになった30年後の今 書き残しておきたくなりました。
コロナ禍でインド独特の対処の様子をニュースで見る度に、30年前とあまり変わっていない
しかしITなどはとても進んでいる彼の国の人々の心の純粋さと力強さも感じています。

師匠であり、友人でもあるミンミンさんが「このコロナ禍に何か残しておきたくて・・」という私に
共感され『お家で楽しむアフタヌーンティー』を出版されたことにも感謝したい気持ちです。
こ世の中が世の中が一人一人しっかりと未来を考えながら過ごして行かねばならないという
気持ちを持って、選挙にも行きました。
世界の国の動きが気になるような時代です。難しいことはわからないのですが、ただわからないで
過ごせないな、とつくづく感じています。

by akageno-ann | 2021-10-31 20:30 | 小説 | Trackback | Comments(2)

Commented by picoro1314 at 2021-10-31 22:26
ご出版おめでとうございます。
アジアの国やヨーロッパなど、コロナ禍前までは沢山の国を旅しましたが、何故かインドはご縁がありませんでした。

コロナ禍は全世界を翻弄させられ、それぞれの国の対応をニュースやネット情報で知ることになりましたが、Annさんの「このコロナ禍で何か残しておきたい」と言う思いに共感と感動を覚えました。
annさんのインドへの思いを是非知りたいです〜☆
Commented by akageno-ann at 2021-11-01 10:25
picoroさん、親切なコメントに深謝します。
娯楽小説なんです。海外をたくさん訪問されている方に
もし読んでいただけたら嬉しいです。
そしてコロナ禍に何か残す・・はユーミンの受け売りです。
ユーミンはあれだけ素晴らしい曲をたくさん残していらっしゃるのにさらにそう感じられたことをユーミンファンは刺激を受けました。
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