我が心の師 夏井いつき先生

昨日のNHKプロフェッショナルは『俳人　夏井いつき先生』でした。

45分間の中に私にとても印象的な言葉をたくさんいただきました。

主人と毎週欠かさず拝見しているTBS『プレバト』の俳句ランキング

そこでの先生の添削講評が素晴らしくてタレントさんたちがドンドン

俳句にはまり込んでいく姿に魅力を感じています。そして勝手に師と仰いでいます。

夏井先生は俳人正岡子規を排出した愛媛県松山市の出身ですからその流れは

自然にくんでいらっしゃると思います。

その上でさらに俳句を自由なものにしてくださっているのがわかり作句できないのですが

鑑賞力を高めていただいてます。

そういう意味では　テレ東の『お宝鑑定団』も同じです。

夏井先生の教師としての若い頃の経験から　「言葉が通じないと本当の指導はできない」と

いう言葉、その言葉をご自分でも試行錯誤して紡いでいらっしゃいます。

祖父は同じ愛媛県松山市から国道33号線沿いの高知県仁淀川町の出身です。

やはり子規の影響があり、元々音楽の教師でしたが　晩年は句会を開いて楽しんでいました。

もう半世紀も前のことですが、毎週祖父の家で句会を開き楽しく批評し合って　『藪柑子』という

句集をつくっていました。今実家にたくさん残っているので時々読んでみています。

その中の秀逸と親しまれた祖父の句　「竹の穂に　降りつつ消ゆる　春の雪」青芝　

同人の方たちの手で家の隣に小さな句碑にしていただきました。とても有り難いことです。

私は子どもの頃から俳句に親しんでいるのに、少し負けん気が強いこどもだったのか

直されるのが嫌で全くと言っていいほど作句しませんでした。

教員時代にも素晴らしい先輩がいらして子どもたちはその指導のもとどんどん成長していましたのに。

その頃の子どもの句に　『八ヶ岳背に　牛乳ぐっと飲む』という女子の句には驚かされたことを

今思い出しました。八ヶ岳の林間学校の山登りのあとに詠んだ句です。

コロナ禍にあって　人との接触が少なくなっているこの時代に言葉で繋ぐ人との縁、それを考えると

ブログも大切にしたいと思いました。

夏井先生は私よりもずっとお若くて、しかし積んでこられた人生経験と学習の力が素晴らしいのです。

父や祖父の立派な「季寄せ」は手放さずにいますので、少しずつ勉強してみようと思います。

ソーラーのイルミネーションは２色に変化してくれて楽しませてくれます。