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嵐の前の静けさ


私の親友は亡くなって10年が経ちますが、彼女の教えの一つに
「台風の前はご飯を炊く」というのがありました。

私より15才も年上の主婦でしたが、今の家に私が嫁いで移り住んだ日と
彼女が引っ越してきた日が偶然同じだったのです。

一応真面目だった若い頃の私が彼女の目にとまって、親しくしてもらいました。

引っ越しの夕方家の周りを掃き掃除していた私が健気だった、と彼女が夕刻の
買い物をして我が家を通り過ぎたときに見ていたのだそうです。

英国の葬儀をテレビで見てから少し休みましたが、夜半目覚めふと彼女を思い
今炊飯器にスイッチを入れました。

私の両親を紹介する機会はなかったのですが、あちらで出逢ってくれているような
そんな気がしています。


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日本の今の状況をいろいろに案じて無事を祈っているようにも感じます。
彼女のご主人は今年米寿でいらしてお嬢さんたちが傍に住んでいらっしゃいますが
我が家の近くのお住まいで一人きちんと生活されています。

時々お電話したりすると 「大丈夫、生きてますよ」と楽しく返事をくださいます。
ジムにも通われゴルフもよく誘われていらっしゃいます。

1時46分 雨が降り始めました。台風のニュースでは今金沢を通過中のようです。

羽咋という地名を聞いて懐かしい思いをしています。

もう40年も前でしょうか!? 母方の祖母と母、従妹と妹と私の5人での
最初で最後の旅・・・・・・。羽咋の折口信夫氏の海辺の墓を訪れました。

祖母が「目をつむる前に行きたいところがある」という場所のひとつでした。



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祖父が國學院で折口先生の指導を受け、卒業後も川崎で中学校の教師をしながら
薫陶を受けていたのだそうです。
新婚時代の祖母は時々お食事を差し上げていたそうで、またそれをとても喜ばれお礼に、と
歌舞伎座に誘ってくださったそうです。

祖母は高知から関東に初めて出て新婚生活を送っていましたが、歌舞伎を初めてみて、ただただ緊張したそうです。

祖母が老いてからは、そのことは一番の心の支えになっていました。
祖父が終戦後すぐに亡くなってしまったので、その後も忘れ形見の長男を神社の神主にするべく
大変心配してくださったのだそうです。

ふと今夜は岡野晴彦氏のご本を読んでいたので今の台風の位置と重ねてしまいました。

金沢、輪島には友人が住んでいてこのところとても災害が多く、大変心配しています。

日本を縦断する14号の台風・・・・・。

どうかどうか静かにさっさと通り過ぎていただきたいです。

天上の人々にひたすらに祈る夜です。

皆様もどうか無事におすごしください。

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by akageno-ann | 2022-09-20 02:08 | 老育 | Comments(4)

Commented by eprc55 at 2022-09-20 06:33
annさん、おはよう。
昨夜はすごい風でしたね。

以前お話ししたかもしれませんが、
私も國學院で学び、そして岡野弘彦先生の教えを受けることができました。
当時がなつかしいです。
Commented by akageno-ann at 2022-09-20 07:14
> eprc55さん
早速コメントありがとうございます。
そうでいらっしゃいましたね。そして直接岡野先生に習っていらっしゃるのですね!
素晴らしいです。先生はずっと折口先生をお世話なさったのですね。
叔父もお世話になったようです。この9月3日は折口先生のご命日でした。
最期の弟子としての思い出が詰まったご本を時々に読んでいます。
台風まだ余波がありそうですね。
Commented by はる at 2022-09-20 19:49 x
祈りが通じて被害はなんとか少なくすんだのでしょうか?
けれど亡くなられた方もあったようで冥福を祈ります。
地震の心配もあり,世界中のいろいろが変化してますね。
折口信夫の本を私も読んでいます。
Commented by akageno-ann at 2022-09-20 21:46
はるさん、この辺りは今回は殆ど変化なく、有り難かったです。
そちらも大丈夫だったようで良かったです。
でも本当に地震も多くて、同じような地域に雨が降ったりと全く
安心できませんね。
終の住処をどこにするか本当に考えてしまいます。
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