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秋分の日に



80才を越えたときに「インターネットをしたらどう?」と父に薦めたことが
ありました。それまでワープロをよく使っていましたし、メールは携帯で
利用していましたから・・・・・。

しかし父は「興味はあるし、すぐに繋がるようにはなっているけれど
麻雀ゲームにはまってしまいそうだから辞めておく(笑)」とのことでした。

代わりに私がこのようにブログをやっていることは
「夢中になりすぎないように」と笑いながら言ってくれました。


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父の書斎に飾ってあった直筆の色紙です。
この南画は主人の父作です。

子煩悩というか孫たちをこよなく愛し、若い後輩の方たち
や教え子の方たちを慈しんでいました。
最初の教え子さんたちはもう80才です。


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孫に父の写真を抱いてもらって喜んでいると思います。
92才の父ですがその遺影は15年ほど前の写真にしました。


脳内出血を発症した後にリハビリ病院にて療養しました。
若いスタッフさんと楽しく過ごしてくれました。

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最近は特別養護老人ホームに移り、
スタッフさんに「先生」とよんでいただいて
すっかり教師のままの穏やかな父の生活であったようです。


昨日ご挨拶に伺うとこの急逝を本当に驚き涙してくださり

妹と感謝の言葉を尽くせない程でした。

私と妹もこの敬老の日のお陰で父とガラス越しに会えて
いましたので、父がよんでくれていたのだ、と思いました。

最愛の孫は8月から海外出張だったのですが、その無事の
帰国を待っていたように彼が帰国した2日後でした。

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父の気に入りの店の近景

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by akageno-ann | 2022-09-23 06:23 | 老育