虫のしらせ
間もなく関東にも近づいてくる不穏な夜です。
父が逝って一週間が経ちました。不思議なことに父が満州で暮らした時の
同級生の方が電話をくださってびっくりしました。
今回は父の遺言でもあったのですが、コロナ禍でもあり、家族葬のあとに故郷高知に
葬することになっていて私の親族以外どなたにもお知らせしていませんでした。
いただいたお電話でお伝えすると、絶句されて「虫のしらせだったかもしれません」と
仰られてお悔やみの言葉をいただきました。
父と同年92才でまだまだお元気で海外旅行などもなさっている方でしたから
友だちがどんどん先に逝く、と残念がってくださいました。
母の時とちがって、あまりに突然の父の訃報でしたので高知の親族に連絡したときも
すっかり驚かせてしまいました。
私たち姉妹も同年に両親を見送ることとなりましたが、私は間もなく古稀
妹は還暦という年代になるまで両親が存命であったことは有り難いことと
改めて思うのでした。
晩年は特に外食の好きだった両親で、池袋で会って昼食を共にするというのを
時々行っていました。
今日の写真は私の家に近い東京都青梅市の井中居という古民家での懐石料理です。
母がまだ元気に歩けるときはこちらにいる従妹を見舞いによく来てくれて
そのとき、案内して喜んでくれた場所です。
あの日は6月で鮎料理が供されて皆で高知の池川町の鮎料理を思い出しました。
こちらに長く住んでいても父の心の中にはいつも高知仁淀川町の生家のことが
ありました。
皆様の住まわれる地域の安全なことをおいのりします。
今暫く父への思いを語らせていただきます。
今日もお読みいただき心より感謝いたします。
by akageno-ann | 2022-09-24 01:44 | 料理