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二つの訃報


様々な思い出が甦って眠れぬ夜があります。

午前中に届いた恩師の訃報・・・・・奥様から
93才で前日までお元気で自宅で過ごされていた方が朝静かに
旅立たれていた、というお電話をいただきました。

コロナの前まで毎年必ず先生を囲んで4人の会を開いていました。

生涯現役で児童のための絵画の研究をされ
アトリエでご自身の水彩画を描かれていらっしゃいました。


コロナ禍なのでそのまま荼毘に付しました、というお言葉に
深く共感させて頂いて、私も同い年の父のことを話しました。

「まあ、それではあちらでご一緒なのね」と奥様。

恩師は私の新卒の赴任校の美術の教師でいらして
5年生担任で四苦八苦する新米教師の私を支えて下さいました。



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夕刻 主人の従兄の訃報がありました。

長くご無沙汰していたのですが従姉より連絡をいただいて
やはりコロナ禍で静かに荼毘に付したというお言葉にも
私たちは深い共感をお話ししました。

「人が亡くなるときにはとても大きな教えがある」と亡き父が
話していましたが 一番大きいのはこうして連絡して頂いて
繋がりを感じられることです。


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故人の残して下さる様々な思い出を辿りながら 夫婦で
自分たちのこれからを深く考えさせて戴く時間を持ちました。

コロナ禍でかえって静かに良い旅立ちをさせてあげられた、
という言葉があり、深く共感しています。

雨もあがり気温の低さにも少し慣れました。
どうぞ皆様 ご自愛下さい。

お読み戴いて深謝いたします。


by akageno-ann | 2022-10-08 02:12 | 老育