あの日のこと

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2011年3月11日のあの時間我が家で主婦のコーラス仲間が8人で集まってさあお茶を飲もうとしていたときでした。
突然の大きな揺れに皆さんで我が家の危険な食器など押えてくれました。
幸い揺れは収まりましたがすぐにテレビをつけて各地の大変な情報が刻一刻と報道されるのを不安でいっぱいの気持ちで見つめていました。


皆さんそれぞれに携帯電話やメールで家族の安否を気遣いました。高齢の一人住まいの方は夕方まで我が家で過ごされました。
不安は募るばかりでした。

その不安から解放されることのない今の日本です。

自分の家のことより我が家を心配して下さったHさん
「お皿はここは危ないわよ」と、棚から降ろしてくださったことを思い出します。
私の7つ先輩でしたが、今年の1月にご病気で亡くなりました。



クラシック音楽が大好きで愛犬のシェットランドと音楽を聴きながら静かに暮らされていたNさんは今はお嬢さんの近くの施設にて暮らされています。



あの時の8人のうちの3人が亡くなってしまいました。まだ７０代でしたのに。
この地を愛し楽しんでいました。たくさんの花を庭で育てていらした方旅行大好きでミャンマーやネパールなどまめに廻っていらした人。


ある地なき家の庭の椿やこぶしがことしは早くから満開です。


フランスでは今はミモザフェスティバルでしょうか？最近この辺りのお宅にもずいぶんミモザの木があります。



そのミモザから桜へバトンタッチするように桜のつぼみも膨らみはじめています。

おかあしゃん・・・・暖かくなったね。