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土佐の田舎寿司


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今朝のNHK朝ドラ「らんまん」で皿鉢料理と
田舎寿司が・・・・・。
土佐は昔から独特なバイキングのような大皿に
盛られた料理で客人をもてなします。

一説にお客様は突然増えても大丈夫、という感覚です。


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観光サイトから拝借しました

この田舎寿司が好きです。
みょうが 椎茸 破竹 りゅうきゅうという
素朴な野菜たちが主役の家庭の寿司です。



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PCから知らされた去年の思い出の花たち
同じ薔薇の枝に咲く花が毎年違う景色を
見せてくれますね。


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ペンタスは何故か今はなくなりましたが、この
花の赤は気に入ってました。



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間もなく主人が70才の誕生日を迎えるので
共に生きていられたことに感謝しながら
かつてエッセーとして書いていた

「老育」を友人に言われて、moreに再録してみます。


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かつてモナコでの一枚

                        



老育 2011年6月の記事

幼児教育が大切なように、老育もかなり重要な位置を占める。

「老いては子に従え・・」という諺はすでに死語かもしれない。
老いて尚自我は強くなるのが人間の性のようだ。

人に従えるようになったときからもしかしたら老いが始まっているとも最近感じる。

と、いうのは従ってのんびり暮らしたい欲求があるのだ。

何かを手伝うのは楽しいが、何かで皆を引っ張っていくのはしんどい。

親しい友人が私より15年はやく60歳になったときに、彼女はこういっていた。

「これからはあまり主体的でなく、従属的に過ごしていきたい・・」 と。


なるほど、その意味が今はっきりと理解できてきた。

彼女は人生を逃げたのではない。

自分の役割を年齢とともに仕分けしたのだ。

それから10余年彼女は亡くなるその日まで、家族のためにひたすら生きた。

途中に得た病はかなり厳しいものであったが、病を引き受けた人間であるように、

まじめに病と向き合っていた。


もちろんひとりだけでそうして、かっこよく生きれたわけではないが、

家族をうまくまとめて人生をたたんでいった。

そう思えてしかたない。

私の祖父の死も、正に何かのまとまりをもとめるような時期だったと

改めて思う。

彼らは老いてなお、学習を重ねていた。

決して頑固にならずに・・・・・・・。

夫が間もなく70才、自分も同じく年取っているのに
なかなか人に頼れる状況でなくて、無理せずにやっていこうと思います。

                        

by akageno-ann | 2023-06-22 20:08 | 老育 | Trackback