人気ブログランキング | 話題のタグを見る

一年祭

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ

日曜日の朝は久しぶりにゆっくり起きました。

そしてこの日は実家で小さな父の年忌祭を

朝は少しひんやりしましたが、次第に
太陽が厳しく照り始め、練馬の実家も
暑かった!!!


古い小さな実家は65年を過ぎています。

両親が特に母が大好きな家でした。

高知から上京して家を建てる、教員の父も
主婦の母もかなり努力したと思います。

墓はふるさと土佐ですがここで
の年忌祭に初めて、両親の曾孫が来てくれました。


一年祭_c0155326_02402044.jpg

我が家は主人が神主なので内輪で

小さな子どもが参加してくれると命を
繋いでくれていて有り難いです。110.png

家に入ってきたときに
父がいたらどんなに喜んだろうと
胸が熱くなりました。

ご近所の方たちともお初のご挨拶です。


一年祭_c0155326_02380640.jpg

この様子をふるさとの親族にも動画で送って
私が間もなく墓参に帰ります。


コロナのせいにしてますが、こういう簡易な
方法が我が家流です。


一年祭_c0155326_02275054.jpg


帰りに新桜台という駅の傍の
ライトハウス モーターサイクル
と、いう店に主人と立ち寄りました。

今日は朝から実家の塀のペンキ塗り、そして神主と
大忙しの主人ですので、このお店を紹介して
楽しんでもらいました。


一年祭_c0155326_02403578.jpg

主人はとっても喜んでくれました。
まだ数年だと思いますが、すっかりこの辺りの
ライダーたちに人気のようです。

すぐに招き入れてくれた男性は常連さんでした。

聞くと同年代の方でこの店の魅力を
主人に語ってくださいました。


一年祭_c0155326_02404975.jpg


メンテナンスも丁寧でそれは魅力的な古い
バイクもたくさんあり、話が弾んでました。

混んだ電車に一時間も揺られて大きな荷物で
二人ともぐったりです。軽い夕食後、ホッとして早く
就寝しましたが、年のせいか夜中に目覚めたら

ラグビーやってますね。

モロッコの震災も他人事でなく、

不安な時代に子どもたち 若い人々が
元気に幸せになってほしいと祈るばかりです。








こちらも覗いてくださりありがとうございます。
としのせいか、思い出すときりがありません。
今少しお付き合いください
       ♡♡♡
 主人と出会ってから2年ほどで義母は急逝しました。55才でした。

今思うとこの母のお陰でこの家に嫁いで来たなと思います。

人は何か死を覚悟するときがあるのでしょうか?
亡くなる2ヶ月前に母はお墓を建立しました。

そして亡くなる二週間前に私を自宅に招いて食事を
ご馳走してくれました。マカロニグラタンとワカサギの
フライでした。美味しかったのでよく思い出します。

なんとなく私をこの家に招き入れようと言う感じでした。
まだプロポーズ前でした。

その時「主人が貴方のお手紙の封書の文字を気に入ってます
文字をきちんと書く人はいい、と言ってます。」

そう義母になる人に言われました。まだ義父が書家とは
知りませんでした。

そんな話をした義母は心筋梗塞で他界してしまったのです。

様々な思いが逡巡して、それから三年後に私はこの家に
嫁ぎました。

以前はくせ字が強くてノートなども綺麗でなかった私です。

書道の小池先生のお陰で、
なんとか成人したときに書くことが苦痛でなくなっていました。

そのことがよかった、と思えました。

義父は文字に厳しい人で、
「先ず名前がきちんと書けなくてはいけない」と

近所の子どもたちを指導するときに、よく教えていました。

義父は私をいずれ小さな書塾の後継にと考えていたようですが

私はお弟子さんにお茶出しして、ただ気楽に練習するのがいい、と
言う程度でしたので 義父亡きあと、書塾はたたみました。
父の書が素晴らしすぎた のです。書くことと 教えることは
別物だと思いました。

今その孫である主人の甥が書道を熱心にしているようで頼もしく
思っています。

血筋なのか、甥は良い字を書いて、また書道を趣味にしているようです。

そんな風に書道の良さを最初に教えてくださった小池ふみ子先生

そしてその書道クラブに高1の私のクラスに来て、熱心に誘ってくださった
1年先輩の恭子さんはふみ子先生亡きあと、暫くしてから小池邦夫先生の
奥様になられたのだ、と風の便りで聞きました。

なんだかとてもほっこりさせていただいたことを思い出しました。

小池邦夫 ふみ子両先生のご冥福をここで改めてお祈りいたします。

              ♡♡♡

 およみいただき感謝いたします。




by akageno-ann | 2023-09-11 03:34 | エッセ- | Trackback