奈良東大寺大仏殿にて
とてもチケットの高いコンサートだったようだ。
野外コンサートだったので大雨にも拘わらず
空席は少なかったとあるブログで語られていた。
大きなテントは見事だったけれど 反田恭平さん率いる
ジャパンナショナルオーケストラのメンバーによる
大仏への奉典コンサートは厳しい環境の中で行われている
私は先日のNHKクラシックで録画を拝見しただけだけれど
仏様はなかなか厳しい修行を与えられるのか?と
思ったほどの大雨!
弦楽器は特に いや全ての楽器は湿気を嫌うはず
そういう不安をものともせずに奏でるショパンと
ブラームス
着席の方々もいろいろ雨除け ホッカイロなど
配布はあったようですが大変だったと思います。
かつて市民合唱団の夏のコンサートで
武満徹作詞作曲の合唱曲とバッハのミサ曲を
演奏したとき 猛暑の中で会場のエアコンが
効かなくて大不評をかったときのことを思い出した。
私のピアノの師匠は大変ご立腹だったと友人から聞いて
お詫びの電話をいれた。
親しかった中の正直な感想は今
思っても有り難かった。
音楽会はコロナ禍を通してまた厳しい立場に置かれることが
あり、若い音楽家たちのこれからの未来を憂いながら
できる限り拝聴しようと思っています。
反田さんのことは偶然観た彼が小学校6年生の頃
テレビ朝日で素人にオーケストラの指揮を
させる、『題名のない音楽会』の1シーンを
覚えていて、彼がショパンコンクールで
活躍された方と知り感動しました。
これからの日本の音楽を担う若者たちを
支援する活動をされているそうです。
細やかながら声援を送りたいです。
by akageno-ann | 2023-12-06 12:59 | エッセ- | Trackback