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予約投稿にて 父の里帰りその1


75才を機に55年間の教職を退き、やりたいことをやっていこうと
決めて 最初に行ったのは父が幼少期12年間を過ごした旧満州の
現中国東北地方の瀋陽への訪問でした。

平成17年の6月は折悪しく反日デモなどの影響があり
中国ツアーはキャンセルが相次いでいました。

私は義父の看病があり、一緒について行ってあげられず
「このツアーはお父さんたち二人だけになってしまった」
と心細そうに成田から電話してきたとき
「ツアーはしっかりしてるから大丈夫、行ってらっしゃい」
と、励ましたことを思い出しました。

中国語はできなくても何か両親の助けにはなるだろうに、と
切ない思いでいました。

母は初めての海外旅行だったので不安だったことでしょうが
父との国内旅行はよく行っていたので心を決めていたようでした。

瀋陽の桃仙国際空港では日本語の達者な案内人が歓迎のボードを
持って、出迎えてくれたそうで、その夜に元気な二人の声で
電話してきてくました。

結局その日から二人だけのツアーはセダンの乗用車で
ゆったりとした旅になったのでした。

「人間万事塞翁が馬」を我が家の家訓にしていた
父のことを思いました。

60年ぶりの瀋陽は大都市に変貌し「正に浦島太郎のようだ」
と、語っていました。

そして瀋陽駅まで来て、「ああ奉天駅だ」と実感できたそうです。

その満州時代はお手伝いさんもいて可愛がられた幼少期だった
と、懐かしむ父がありました。


柳絮飛ぶ 我が生い立ちし 旧満州 
(柳絮は柳の綿のような種子)

父は後にこの旅を俳句と共に記録していました。




予約投稿にて 父の里帰りその1_c0155326_12162831.jpg
父の思い出の記録より



高知に帰省中ですので予約投稿させていただきます。


by akageno-ann | 2024-02-24 11:35 | | Trackback