朝の贈り物


朝焼けが初夏を思わせるようになり
私はインド時代の朝の風景を
楽しく思い出します。
『サッチアレー』と
綺麗なボーイソプラノで
リヤカーを引いて新鮮な
野菜を売りに来てくれた
デリーの住宅地
インドはもちろん混沌とした場所は
いくらでもありますが、静かな
住宅地もまたたくさんありました。
この頃思うのは家のことと
料理をやってくれるお手伝いが
一緒にいてくれるって
老後にはたまらない心強さです。
デリーで病気になり
早期帰国することになった親友が
帰りに『彼女を連れて帰りたい』
と、言ったことを切なく
思い出します。
ミウリという素晴らしいサーバントが
彼女の家で丸3年働いていたのです。
『マダム、私はパスポートを持ってます』
そう言っていたとも聞きました。
あのきめ細やかでしかも日本語が
殆どわからない彼女との3年間の暮し。
友人はとても扶けられたと
言っていました。
ミウリもまた私にもとても
親切で、翌一緒にキッチンに
立ちました。
今朝は急に懐かしくて♡♡
by akageno-ann | 2024-04-17 05:45 | インド生活 | Trackback