テレビ東京と独り言
テレビ東京に救われるときがある
ワイドショーが 同じような事件ばかりを報道するとき
ふとテレ東にすると、映画だったりドラマだったり
半分終わっていたけれど インドのカシミールが舞台に
なっていて、思わず雪景のヒマラヤでの大アクションに
見入ってしまった。
カシミール インドの北部で パキスタンと隣接している
三十数年前まではまだ避暑地として一般人も入れたのだ
しかし間もなく軍事拠点となり旅行できなくなっている
そのような場所に親友のM子も私も旅していた
遠いけれど深い思い出のある旅だった
夕べは録画もしながらテレ東の記念ドラマ「生きとし生けるもの」を
視聴し、朝方に目覚めて二度見した
渡辺謙氏と妻夫木聡氏 そして原田知世さんが好演の
癌患者とその担当医師と学生時代の淡い恋の相手
M子はインドで癌を発症した 私より先に帰国して闘病し
体調の良い時をみてデリーを再訪すると約束していた
しかし、当時の医学では乳がんの進行が早くそれは叶わぬ
ことであった
彼女は看護士だったので自分の病状はよくわかっていた
彼女より一年後に本帰国した私たちを待って、東北の食べ物の美味しい
美しい町にすぐに招待してくれた
新幹線の改札に愛犬を抱いて立っていた彼女に駆け寄った日を
昨日のドラマを見ながら思い出していた
一緒に小旅行しよう、と秋田の角館 田沢湖 岩手の八幡平
つなぎ温泉と三泊四日を充実した想い出の日々にしてくれたのだ、と
改めて思った
ドラマの中の「扶けてあげられないけれど傍にいておしゃべりはできる」
というくだりにあの頃の自分を重ねていた
by akageno-ann | 2024-05-08 03:38 | エッセ- | Trackback