人気ブログランキング | 話題のタグを見る

紫陽花に招かれて


今年の水無月は
紫陽花によばれるように
日々を過ごしました

名古屋へも紫陽花の花が
終わらぬうちに、と
誘っていただいて

友人の母上のお庭と猫たちに
対面できました

ターシャ・チューダーとコーギー犬を
思わせる紫陽花と猫たちの楽園でした


紫陽花に招かれて_c0155326_20061873.jpg


最期は病院で過ごされた母上に
代わって友人は多忙な中に
その思いを繋げるように
庭の手入れをされてました



紫陽花に招かれて_c0155326_20060565.jpg


いくつもの小道は石だたみになっていて
コーナーごとに紫陽花が咲き乱れ
猫が三匹静かに佇んでいます


紫陽花に招かれて_c0155326_20060125.jpg


高齢になられた母上の
心の友だったと友人は語ります

そのうちの一匹が我が家の
猫の母😸なのです


紫陽花に招かれて_c0155326_20062297.jpg


手作りの猫の寝床も作られて
敷地内にしっかりと
住み着いていた😸😸😸


紫陽花に招かれて_c0155326_20055285.jpg


伺えて良かった・・・・・。


紫陽花に招かれて_c0155326_20060565.jpg


今日もまた昨日の12時間の旅を
思いおこし、私の両親が
ご近所でお世話になった方の
母上のお宅にいることが
偶然とは思えない運命を感じます

またその母上は同郷高知の出身なのです
一度実家にも立ち寄ってくださって
土佐の話をしました
きっと天界でまた三人で
出会えていると思うのです173.png


紫陽花に招かれて_c0155326_20061052.jpg
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
小説を読んでくださりありがとうございます。
 お時間ある方はmoreへ 第四章9話です
    転載はご遠慮ください(_ _)  藤原沙也子

小説の最初のブログはこちらからです→→☆☆☆







 第4章その9


 美沙が久しぶりに手にしたのは 『アンの愛情』だった。

アンは孤児であったが、マリラとマシュウという養父に引き取られて

熱心に学業を修め二人にとってかけがえのない養女として成長していった。

本当は力仕事を手伝う男の子を養子に迎えるはずだったマリラとマシュウの

兄妹はこのとんでもない間違えである女の子との取り違いに大いに困惑する。


だがアンの持つ明るさや素直さ芯の強さと賢さ そして何より優しい思いやり

ある心に次第に魅かれていくのだ。


美沙は中学校の国語の教師であったので、生徒にこの物語についての解説を

何度も行っていた。

全編に流れる旧約・新訳聖書の教え、カナダプリンスエドワード島の風物と風習 

一九世紀後半から二十世紀前半の歴史的背景、文学的作品の参照は単なる物語の

展開に終わらない、深い道筋を読者に与えていることを生徒に知らせたかった。


『アンの愛情』を三日ほどかけて読み終えようとすると終章近くに、

重篤な病にかかった幼馴染みのギルバートブライスの傍らにいることができなかった。


アンはそのとき初めて、ギルバートこそが深く愛し合い人生を共に歩む伴侶である

ことに気づくのであるが、そのことに気づくことがあまりに遅すぎた・・・と 

深く悔やむ彼女がいた。

アンとて人の子、甘い恋に身をやつし、ギルバートの心からの求婚に気づかないままの

年月を過ごしてしまっていたのだ。


だが、ギルバートはその病から復活の兆しを見せたと、長い夜を一睡もせずに祈った

アンがその事実を知ったときアンの唇に浮かんだ句は旧約聖書詩篇三十章五節


『夜はよもすがら泣き悲しんでも、朝と共に喜びが来る』であった。

美沙はこれまでの様々な悲しみの出来事の後に必ずこの言葉を唱えていたことを思い出した。

もしかして今のこの状況からもまた新しい喜びの朝がくるのだと・・・・・。

そう思えそうな自分がそこにいることに気づき、

ほんの少し若やぐことができたように思えるのだった。

                    

            ☆☆☆第4章を終わり、次回は第5章に入ります


by akageno-ann | 2024-06-21 21:31 | エッセ- | Trackback