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朝の入浴 小説はインドのこと


関東では昨夜は比較的寝心地の良い気温でした
朝は身体が冷えてきた感じ、こんな朝は朝風呂です
夫にも奨めています

昨日は先輩方とカラオケ&暑気払い
皆さんきちんとエアコンをつけていらっしゃいます
しかし身体が冷えて外に出るときにふらつくとの声も

主人が送迎しました この夏を元気に乗りこえて
いただきたいです。

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昨日高知の従妹が送ってくれた大雨の
後の倒木 気を付けたいです
市の方は近隣のハイキングコースの桜の枝の
伐採を行ってくれています
日本全国様々な自然現象に少し異常を
感じます


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可愛い向日葵がガーデンに咲き始めました
強い陽射しを少し避けるようなのです。



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道ばたの白い桔梗が小さい花を
増やしています

実家の母の好きだった桔梗も
今年はたくさん咲きました
花による想い出は優しさいっぱいです


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小説を書いています
第六章に入りました
 その4「インドのこと」です
 
お時間ありましたらお立ち寄りください







 その4 インドのこと


 人はその家に不幸が訪れると様々な形で反応する。

その行動の仕方はそれぞれに心の込められたものであるはずだが、

ある時には何気ない言動でさらに深い悲しみに陥れてしまうことになる。


翔一郎と美沙の友人の中には、インドでの出会いを通した友人がいる。

インドで培った友情はそのまま日本でも繋がれていた。

美沙は翔一郎の不慮の病を必要以上には広めたくはなかった。

それはインドに行くというあの年に感じた 人の感性のあまりに

異なる表現に出会ってしまったことがあったからだ。

インド・・・その国を何も知らずに蔑む(さげすむ)人々があった。

いや、しかし美沙ですらインドを知らなかったから逆の立場に

なったときにどんな態度を表すかはわからない。

しかし、同じ人間、日本人でありながらも、

人は同じ感覚ではないことを思い知ることがある。


それまでもかなり親しいと思っていた、美沙の友人が

退院後すぐに見舞いに来てくれた。

大勢でなく、ほんの二人で、友人の代表として、

多額の見舞金を届けてくれたのだ。恐縮する美沙に

「もちろん治られたら快気祝いをちょうだい」

と 彼女たちは明るく冗談を言って、できる限り翔一郎の役に立ちたい、

と申し出てくれた。

彼女らは、多くを聞かず、また語らず、

ただ静かにこれまでの病状を美沙から聞いて、

「どこかへ出かけたいとか、音楽会のコンサートや映画鑑賞などで

刺激を与えたいと思ったら、私たちに連絡をくださいね」

と、具体的な提案をしてくれていた。


病気などになってみて、初めて知る人の心の篤さだった。

インド時代にわかった、人の本音のところを感じ取る力を

持ってしまっている美沙は、本能的に心地よい見舞いの言葉を

述べてくれる人を選んでしまっていた。


あまりに気の毒だ、大変ね、可哀相、などと哀れまれることは、

かえって哀しみを倍増させられた。

こうして大変と思われる家族であっても、笑うこともあれば、

楽しい夕餉を囲むこともあるのだ。

そんな幸せを感じているときに、突然に現れた見舞い客に

あまりに大きく慰められると、また再び哀しみの底に押し込められて

しまうような気もしていた。

だから美沙は、本当に会いたい人を より分けてしまっていたようだった。

美沙自身、常にいいようのない哀しみを持っているのだ。

その美沙が絶望の淵に追いやられぬように・・と 

考えてくれる友人こそが真に心をわかつことのできる友だったのである。


       つづきます


インドの暑さと共に世界中の異常気象を

憂えます。 お読みくださりありがとうございます

暑さに気を付けてください。



by akageno-ann | 2024-07-12 05:48 | エッセ- | Trackback