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感謝 尊敬 感謝

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一昨日のこの雲に一瞬立ち止まり
従妹に面会しながら
日本の自然現象について
安泰を祈りたい、と話しました

友人の兄上がご病気で亡くなられた
と伺い、次第に近づく自分の
行く末も考えています

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この日コストコの眼鏡売り場に
行きました。

8年前に作った老眼鏡が
よくてずっと使っていましたが

さすがに最近度が進んだと思い


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やはり進んでいましたが
眼鏡も良くなっていますね

久しぶりに新しいのを買いました


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ご近所の青い朝顔もいいなあと
来年のことを少し考え、

「お先に・・・」と1つポツンと
芽を出した彼岸花に気づきました


最近のニュースのパワハラ問題
聞いていて取りあえず
それぞれの人への感謝と尊敬の念は
足りないのではないかなあと思います



小説「アンと共に生きて」は終章の5です
お読みいただきありがとうございます。
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    転載はご遠慮ください(_ _)  藤原沙也子
      小説の最初はこちらからです→→☆☆☆








 その5


土佐の旅は短いものであった。

そこで出会う人々とのかかわりは日常とかけ離れていたせいで、

信子、美沙、翔一郎、理子、そして平田メイ子の各々が

心に響くものを見つけたようであった。


美沙ははじめ、この旅はただただ無事に遂行できたら、

とだけ考えていた。

先ずは自宅から羽田空港まで介護タクシーで

無事に時間通り着けるであろうか?

翔一郎は長い車の移動に気分が悪くなったりしないだろうか?

信子が高齢で、果たしてこの旅に本当についていかれるのであろうか?

そんな疑問符ばかりを頭の中に繰り返していた。

しかし娘の理子が大変喜び積極的だったことと、

平田メイ子が快く同行を承諾してくれたことに助けられていた。



そして出発の日は見事な好天をあてた。

介護タクシーは車椅子ごと乗せることができて、

クッションの良い車が時間通りに来て、皆を乗せ、快適に

高速道路を走って、予定の時間の三十分早く羽田に到着できた。

やればできる・・美沙は改めて大きな力をもった。

空港内の介護用のトイレはゆったりと使いやすく、

翔一郎も機嫌が良かった。

その幸先のいい出発がこの旅の全てを支配してくれていた。

土佐は最高に良い季節で皆を出迎えてくれた。

そして人々の優しい心・・さりげない励まし。

さらに美沙には北川の愛情こもる態度が心を躍らせた。

それらすべてを正直に素直に受け取ろうとした。

間もなくこの一行の復路が始まる。



高知龍馬空港にはたくさんの縁者が集まってくれた。

翔一郎がぽつりと言った。

「美沙、なんだかデリーのインディラガンジー空港から

日本へ帰国する時のようだね」

翔一郎も心が躍っていたのかもしれなかった。

「はように、またもどってこいや」

そんな言葉に見送られて、一向は東京行きの飛行機に乗り込んだ。

この時代に自分たちの単体の家族だけではやりきれない

問題が生じてきている。

プライバシーを守りながらも大きな協力体制を作ることは

大切なことだと考えながら美沙も機上の人となった。


                  つづく


※次回は最終回です。ここまでもお付き合いいただき

感謝いたします。※




by akageno-ann | 2024-09-08 14:03 | エッセ- | Trackback