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秋空を見上げる

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朝8時頃ガーデンからの
空に月が美しく残っていました。


友人が輪島で頑張っています。

輪島塗を継承するご一家
何も支えられないけれど
心だけは寄せさせてもらってます

彼女の言葉に
「選挙が終わったらまたここは忘れられているようで」

日本のこれからを案じ、奥能登のことを
心より心配されています。

忘れないでいきたい



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今日の墓参でこの美しい観音にも
お願いをしました。


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埼玉もミカンがたわわになっていて
甘いのですよ173.png

ケヤキも空に向かって
しっかりと立っていました。



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小説「仁淀川に帰す」は
第三章その9です

お時間ありましたらmoreへ
よろしくお願いします。






 その9

 

 不思議なもので三人の小さな家族が東京で頑張って少しずつ慣れていると

感じ始めたふるさと高知の親族や友人たちはとても関心を持ち始めた。

なんと言っても家を建てた、という噂は広まり まず、孝之の両親 

伸之と由岐が夫婦で上京してきた。


二人ともまだ教職にあったので夏休みを利用しての上京となった。

狭い二間の家に寝泊まりをするが孝之は喜んでいた。

しのぶは孝之の言うとおりにご馳走したり池袋を案内したりして歓待した。


しかし残念なのは二人は掛け時計のお祝いをしただけで、

この家での滞在費を少しも置いて行かなかった。

しのぶは孝之が働いて建てた家なのだからそんなものか?

とあまり不思議にも思わなかった。


亜実も時計を喜んで「おじいちゃん、おばあちゃん」の滞在を喜んでいた。

新居の前で皆で写真を撮って、それを現像して伸之たちは高知で

息子の家を自慢したようだ。

それからというもの、この小さな家は親族や孝之の友人 

そして伸之の友人の子弟の世話までしなければならなかった。


あの頃 東京に知人の家があるというだけで皆安心して上京したのだった。

その頃のやりくりでしのぶは静かに東京での暮しを安定させていったようだ。



分譲の小箱住宅 麦田中   孝之は年賀状にそんな一句を添えていた。



                        つづく

           

by akageno-ann | 2024-11-20 08:04 | エッセ- | Trackback