人気ブログランキング | 話題のタグを見る

師走中日


あまり急いで日が過ぎてほしくないのだが
カレンダーの15日をみると今年令和6年が
過ぎゆくのがわかり少し侘しさがある



師走中日_c0155326_14264090.jpg


ふるさとの祭りからもうひと月近く
過ぎようとしている
間もなく新年 少しずつ準備を
進めるが、今日も寒さがひとしお



師走中日_c0155326_14262970.jpg



憩いの家の年輩の方のちぎり絵の作品が
ほっこりとさせてくれる

今夜は天麩羅をしようと意気込みながら
出来具合は不安に  お手本の先日の
黒茶屋の山芋や茸の天麩羅を真似る



師走中日_c0155326_14251228.jpg


今夜が最終回のNHK「光る君へ」を
楽しみに過ごす。

反田恭平さんのピアノによるテーマ曲と
書とこのタイトル映像も心に残ります



師走中日_c0155326_18165248.jpg
小説「仁淀川に帰す」の
第4章 その7です
続けてお読みいただき
感謝いたします。

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ






 その7


 第二次大戦の戦禍での 親族の死は幸いなかったのだが

戦後間もない南海大震災 や 台風による大雨などで、

命を落とした人々がある。


仁淀川は次第に堤防やダムの建設が進み氾濫も少なくなっているが

夜半のダムの放流のサイレンにはいつも脅かされていた。

しかし人々は神仏への祈りを捧げ平穏な日々を祈るのだ。

どんな時代にも自然災害や火事などがあり、

一つ一つに丁寧な暮しを心がけている。


神社を戦後宮司の夫を亡くしたかねは 一人夜回りもし、

しのぶたちはかねがいつでも起きているように思えて、

その責任感の強さを敬っていた。


あの強さはどこに備わっていたのか、高等女学校を卒業しても

友人たちと集うことも少なく、地域の人々と睦んで

その町の発展をずっと心に置いて暮らしていたのだ。


はじめは女一人で切り盛りしていけるのだろうか?と

ややもすれば批判的な目も向けられたであろうが

実に心の強い人であった。


そんなかねは 長男瑞井が宮司になり、妻を迎えてからは年に一度 

しのぶのいる東京に出ることを唯一の喜びとしていたのだった。


日頃のつましい暮しの中で静かに貯めた小遣いもそこで大切に使っていた。

そんな彼女の生き方をしのぶもまた真似るように

東京での暮しを大切に進めていた。

                 つづく

                

by akageno-ann | 2024-12-15 16:10 | エッセ- | Trackback