人気ブログランキング | 話題のタグを見る

安克昌先生


11日の小正月にことぶき会の新年会があり
会長が「この頃の地球温暖化に依る自然災害への不安
少子高齢化の地域での問題 」などについて
話されました。

実に身近に感じる危機だと思いました。

1月17日は阪神大震災から30年ということ
その晩遅くに再放送のNHK
「心の傷を癒やすということ」

というドラマを見ました。


安克昌先生_c0155326_10393842.jpg

精神科医 安(あん)克昌(かつまさ)先生の
神戸での被災者に対する
細やかに寄り添う姿が描かれていました。

安先生役は柄本佑さんでした

その自然な演技に引き込まれました


安克昌先生_c0155326_12512938.jpg

動物が静かに寄り添うように
被災して深く傷ついた人々を
支えて過ごされた日々の記録を
新聞記者と共に残されました

そして39才という年齢で
癌によって若い生涯を
終えられていることに
衝撃を受けました。


安克昌先生_c0155326_10393377.jpg

今の時代を生き抜くにあたり
様々な覚悟がいる、と思います

何が起るかわからない
一寸先は闇であることを
再認識しています


最近すぐにログアウトに
なってブログに伺って
イイねが詠み人知らずに
なってます(´・ω・`)

「仁淀川に帰す」
小説はこちらから

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ






 第五章 その2

 皆からの愛情を受けて育っていく正之は父孝之の

厳しさが相まって、決して我が儘だったり

甘えん坊だったりの子どもではなかった。

父に厳しくされたあとはしのぶや姉亜実の

優しさに包まれていたのだ。

亜実は小さなその弟を遊びに行くときもよく連れて行って、

亜実の友だちにも正之は可愛がられていた。

身体は小さめだが端正な顔立ちで素直さがあった。


亜実は自然にこの子が我が家の跡取りなのだ、と意識していた。

ふるさとの高知でもきっと正之が孝之と共に

いずれ戻ってくるであろうと思っていたに違いない。


家業があったり大きな家があったりするわけではないが、

100年もある山の家を長男が継ぐのが当たり前

のような時代でもあった。


しかし東京で頑張っている孝之のことを

その両親たちも自慢にはしていたようだ。

よく親戚や知人の子どもを紹介しては小住宅の

孝之の家に泊めて世話もさせていた。

そんな人々にも亜実と孝之はよく懐いて共に

接待しているかのようであった。



1年に一度高知に帰ると世話をした人々がまた

よく寄ってきて逆にあちこち案内してくれたり、

面倒を見てくれたりした。

そんなふるさとがあることが亜実はうれしかった。

特に母方の神社の叔母が自分の子どもたちと揃いの服を

作ってくれていたりして愛情を注いでもらっていた。

子ども心にこういう暮しがずっと

幸せにつづくものと思っていた。

              つづく



by akageno-ann | 2025-01-13 13:03 | エッセ- | Trackback