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春を待ちかねて


今年になってから寒さ厳しく立春の声を聞いても
春は遠いようです

日本海側の大雪も心配ですし 九州四国の南の方も
珍しい雪に驚かされているようです。

間もなく春の大祭もあるのですが
天候の不安を感じます

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今年は巳年

大国様の春大祭は間もなくです

日本の安寧を祈りたいです


春を待ちかねて_c0155326_12030044.jpg


巳年の年男の夫は
このオフロードのバイクと
別れることを考えています

膝が悪くなり
キックでエンジンがかけにくい
らしいです。

残念な気持ちが伝わってきます

記念にこの写真を撮りました



春を待ちかねて_c0155326_12020966.jpg


友人がこのように可愛いチョコレートを
主人にくださいました
小説「仁淀川に帰す」は
第五章の最終その10です
お読みいただき感謝します

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 その10


 しかし正之も中学校に入学した頃から自分の立場を

考えるようになっていた


姉亜実との年の差がかなりあるせいで年上の友人が多かった


姉はすでに大学生になり、教員養成大学に通っていた

「お姉ちゃんはやはり教師になるんだね」と確認した上で


自分は教師以外になると決めていたのだ


親族に教職に就く人が多くてあまりにも

社会が狭いのでは、と、それは父孝之の

気持ちも反映していた


戦後の厳しい世の中の流れの中である意味やむを得ず

教職に就いたと正直に話してくれた父のことを思い、

自分は敢えて違う道を歩もうと

考えたのであった


母方の叔父が神職であることもとても興味があった

叔父の学者のような佇まいが好きであった


叔父の名、瑞井も折口信夫氏によって名付けられ

折口氏の最後の弟子の一人となった


そのことを自慢こそしないが大切に心に置いて文学の研究と

折口信夫氏の遺されたものを地方紙に発表して、

ライフワークとしていた


亜実たちは夏休みに宿題を持って帰郷すると

古文の文法など丁寧に指導してくれるので

亜実は国語の教師を目指し、

正之はいずれ神職の資格を取りたいと願うようになった


神祭のときの叔父の装束とその振る舞いが美しかったのである

しのぶはあまり実家に口出しをすることを控えていた


そうしていても神社に深い興味を示す正之を流れる血筋なのか、と

複雑な思いを持っていた。

               第五章 終 


by akageno-ann | 2025-02-08 12:17 | エッセ- | Trackback