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梅雨の前触れ



紫陽花が咲き始めました

この頃の皆さんのブログで様々な山野草が
アップされているのも楽しく拝見しています



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山椒の木にアゲハの幼虫をよくみつけ、見守っていますと

良く葉を食べて どこかで蛹になっているようです。




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山椒に実もつき始めました。



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いただいたハーブも元気に育ちました




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八重のドグダミは珍しくて
花を愉しみます

アサガオもスタンバイ


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小説「仁淀川に帰す」は
第八章その3です

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その3


 

 亜実は学生時代に友人として男子と付き合うことはあったが

結婚の対象として考える相手には巡り会っていなかった.


父親が厳格だったためか同い年くらいの人に心惹かれるという

ことがなかった。

K氏は実に大人に見え、また彼も亜実を子ども扱いするような

ところもあった。


ある日新宿の紀伊國屋書店で偶然出会ったことがきっかけで

亜実は異性として強く惹かれるようになったのだ。

休日に友人と二人で書店を訪れたときに K氏が声をかけてくれた。



近くの喫茶店でケーキと紅茶を友人と一緒にご馳走してくれた。

たわいもない、しかし愉快な話題に友人と気楽に笑ったひとときが

忘れられない想い出になっていた。



しかもその夜わざわざ父孝之にその旨を電話してきた。

K君にあったのだな」と父も愉快そうに亜実に話したことが

そのまま憧れに変わっていった。

K氏は教員仲間でも人気があったそうだ。


知らないうちに大学院を受験して合格し教育学の博士課程を目指して

いるのだ、と父が機嫌良く話してくれたことも亜実はその時嬉しかった。


                     つづく


by akageno-ann | 2025-05-26 09:55 | エッセ- | Trackback